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Symfoware Server V12.7.0 セットアップガイド
FUJITSU Software

G.2 スケーラブルログ運用およびスケーラブルディレクトリ運用を行わない場合

ディスク装置に配置するSymfoware/RDBの資源には、以下のものがあります。

上記資源の配置についての基本的な考え方は、以下のとおりです。

以上から、理想の配置は以下のようになります。

物理ディスク1:

RDBディクショナリ

物理ディスク2:

RDBディレクトリファイル

物理ディスク3:

ログ管理ファイル、ログインデックス域、BIログ域

物理ディスク4:

AIログ域

物理ディスク5:

アーカイブログファイル、退避データ

物理ディスク6~:

データベーススペース

しかし、上記配置を実現するには物理ディスクの絶対数が6以上必要です。また、物理ディスクの容量を有効に使用することができませんので、以下の配置をベースに検討することをお勧めします。

物理ディスク1:

RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、ログ管理ファイル、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域

物理ディスク2:

アーカイブログファイル、退避データ

物理ディスク3~:

データベーススペース

PCIe Flashを利用する場合の資源配置の考え方も、基本的には同様です。しかし、PCIe Flashは高性能ですが、ご利用の環境によって使用できるPCIe Flashの数に限りがある場合があります。そこで、以下の考え方で資源を配置することを推奨しています。

以上から、以下の配置をベースに検討することをお勧めします。

PCIe Flash 1~:

RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、ログ管理ファイル、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域、アクセス頻度の高いデータベーススペース

PCIe Flash以外の物理ディスク1:

アーカイブログファイル、退避データ

PCIe Flash以外の物理ディスク2~:

アクセス頻度の低いデータベーススペース

注意

Symfoware/RDBで割り当てたディスク資源は、他の製品で使用しないでください。