[帳票保管活用機能のみ]
List Works V8.0.2 から、オーバーレイ世代管理方法として、変更したオーバーレイを最新世代として登録する運用方法を追加しました。
オーバーレイ世代管理方法を本方法に変更した場合、V8.0.1以前と比較して、以下の変更点があります。
オーバーレイの世代の登録手順
オーバーレイの世代を登録するときの手順が以下のように変更されます。
今まで使用していたオーバーレイを1世代前として登録する場合(変更前)
lvsvovlコマンドを実行し、オーバーレイの世代を登録します。
修正されたオーバーレイを、List Worksサーバのサーバ動作環境ファイルに設定された、印刷資源格納ディレクトリに転送します。
変更したオーバーレイを最新世代として登録する場合(変更後)
修正されたオーバーレイを、List Worksサーバのサーバ動作環境ファイルに設定された、印刷資源格納ディレクトリに転送します。
lvsvovlコマンドを実行し、オーバーレイの世代を登録します。
オーバーレイ世代管理方法の変更、および、オーバーレイ世代の更新手順については、“保守手引書”を参照してください。
オーバーレイの世代の登録および削除時のメッセージ、実行履歴
lvsvovl コマンドでオーバーレイの世代の登録または削除を行ったときに出力される実行履歴、および、メッセージに以下の変更点があります。
以下の各機能を実行した場合に出力される実行履歴において、2行目以降に付加される帳票情報(処理対象の保管フォルダおよび帳票に関する情報)は出力されません。
・ オーバーレイの世代の登録(lvsvovl -a)
・ オーバーレイの世代の削除(lvsvovl -d)
・ オーバーレイの世代の初期化(lvsvovl -I)
出力されるメッセージにおいて、メッセージ番号 2519のメッセージは出力されません。
実行履歴、および、メッセージの詳細については、“メッセージ集”を参照してください。
lvsvovlコマンドについて
lvsvovlコマンドでオーバーレイの世代を削除するときに、各オーバーレイの最新のオーバーレイ世代を削除することはできません。
リスト管理サーバのList Worksサービスが起動していない場合でも、以下の各機能を実行することができます。
・ オーバーレイの世代の登録(lvsvovl -a)
・ オーバーレイの世代の削除(lvsvovl -d)
・ オーバーレイの世代の初期化(lvsvovl -I)
オーバーレイ削除後の再登録
オーバーレイの世代の削除または初期化によって削除されたオーバーレイを、再度世代に登録する場合には、削除前と同じ世代名を指定する必要があります。
帳票が使用するオーバーレイが削除前と同じオーバーレイ世代に存在しない場合、最新世代のオーバーレイ(サーバ動作環境ファイルに設定された印刷資源格納ディレクトリ配下のオーバーレイ)を使用するため、結果として、オーバーレイ、帳票項目、抜き出し検索範囲がずれることがあります。