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WSMGR for Web V9 使用手引書

35.4.7 logオブジェクト

メソッドの実行結果、および任意の文字列をデバッグ情報として、コンソールログ、およびサーバのログへ出力するためのオブジェクトです。
logオブジェクトのlogmodeプロパティの設定値に従って、各メソッドの呼び出し履歴、および任意のタイミングで文字列を出力します。なお、サーバのログファイルへは、forwardメソッドによるページ移動の前に出力します。

プロパティ名

設定

参照

機能

logmode

ログの出力先を指定します。
指定値は下記「logmode値」を参照。

logomode値

定数名

説明

0

NONE

ログ出力なし(初期値)

1

CONSOLE

ブラウザのコンソールに出力

2

SERVER

サーバのログファイルに出力

3

ALL

ブラウザのコンソール、および、サーバのログファイルに出力


参考

logmodeプロパティの設定値が1~3以外の場合、ログが出力されません。


メソッド

機能

debugPrint

任意の文字列をブラウザのコンソールへ出力します。

flush

任意のタイミングでサーバのログへブラウザのコンソールに出力した内容を書き込みます。


●ログファイル名

Connector-yyyy-mm-dd.logの形式でサーバのlogフォルダに出力します。


●ログフォーマット

日時 ユーザ名 接続アイコン名 ページ名 メッセージ


●ログの出力例

2023/02/15 15:51:00.510 [user1] [接続1] [画面1] [ENTER] page.updateFields()
2023/02/15 15:51:01.640 [user1] [接続1] [画面1] [LEAVE] page.updateFields() ret=true


注意

サーバのログファイルへの出力が有効な場合、forwardメソッドによるページ遷移時、または、flushメソッド実行時にサーバとの通信が発生します。


debugPrint

ログの出力

任意の文字列をブラウザのコンソールへ出力します。


注意

次の文字はエスケープして使用してください。
\ " '


●呼び出し形式

debugPrint(message)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

message

任意の文字列

空文字("")


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


JavaScriptを用いて記述した例

// ログの出力
WsmgrConnector.log.logmode = WsmgrConnector.log.CONSOLE;
WsmgrConnector.log.debugPrint('Message');

flush

サーバログへの書込み

ブラウザのコンソールへ出力した内容を、任意のタイミングでサーバのログへ書き込みます。


●呼び出し形式

flush()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


JavaScriptを用いて記述した例

// 事前にlogmodeプロパティに2または3を設定してください
// サーバログへの書込み
WsmgrConnector.log.flush();