メソッドの実行結果、および任意の文字列をデバッグ情報として、コンソールログ、およびサーバのログへ出力するためのオブジェクトです。
logオブジェクトのlogmodeプロパティの設定値に従って、各メソッドの呼び出し履歴、および任意のタイミングで文字列を出力します。なお、サーバのログファイルへは、forwardメソッドによるページ移動の前に出力します。
プロパティ名 | 設定 | 参照 | 機能 |
---|---|---|---|
logmode | ○ | ○ | ログの出力先を指定します。 |
logomode値 | 定数名 | 説明 |
---|---|---|
0 | NONE | ログ出力なし(初期値) |
1 | CONSOLE | ブラウザのコンソールに出力 |
2 | SERVER | サーバのログファイルに出力 |
3 | ALL | ブラウザのコンソール、および、サーバのログファイルに出力 |
参考
logmodeプロパティの設定値が1~3以外の場合、ログが出力されません。
メソッド名 | 機能 |
---|---|
debugPrint | 任意の文字列をブラウザのコンソールへ出力します。 |
flush | 任意のタイミングでサーバのログへブラウザのコンソールに出力した内容を書き込みます。 |
●ログファイル名
Connector-yyyy-mm-dd.logの形式でサーバのlogフォルダに出力します。
●ログフォーマット
日時 ユーザ名 接続アイコン名 ページ名 メッセージ
●ログの出力例
2023/02/15 15:51:00.510 [user1] [接続1] [画面1] [ENTER] page.updateFields()
2023/02/15 15:51:01.640 [user1] [接続1] [画面1] [LEAVE] page.updateFields() ret=true
注意
サーバのログファイルへの出力が有効な場合、forwardメソッドによるページ遷移時、または、flushメソッド実行時にサーバとの通信が発生します。
■debugPrint
ログの出力
任意の文字列をブラウザのコンソールへ出力します。
注意
次の文字はエスケープして使用してください。
\ " '
●呼び出し形式
debugPrint(message)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
message | 任意の文字列 | 空文字("") |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
// ログの出力 WsmgrConnector.log.logmode = WsmgrConnector.log.CONSOLE; WsmgrConnector.log.debugPrint('Message');
■flush
サーバログへの書込み
ブラウザのコンソールへ出力した内容を、任意のタイミングでサーバのログへ書き込みます。
●呼び出し形式
flush()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
// 事前にlogmodeプロパティに2または3を設定してください // サーバログへの書込み WsmgrConnector.log.flush();