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WSMGR for Web V9 使用手引書

18.5.6 HTMLコンテンツの仕様

ホスト画面からHTMLページに変換した時のHTMLの仕様について説明します。


18.5.6.1 HTML属性一覧

スクリプトエディタのプロジェクト読み込みや実行時に使用されるHTML属性は以下のとおりです。

HTML属性

説明

id

ページ部品のIDが出力されます。
ページ変換時に自動生成されるID命名規則は以下のとおりです。

  "Field_開始行_開始桁"

開始行、開始桁にはフィールドの文字列の開始位置が設定されます。

name

ページ部品のNameが出力されます。

data-elementtype

要素のデータ種別が出力されます。

data-elementsize

要素の相対サイズが出力されます。

data-dynamicbind

ダイナミックバインド情報が出力されます。

data-fieldpos

フィールドの位置情報が出力されます。

data-fieldrange

フィールドの範囲情報が出力されます。

data-modified

メインフレーム用コンテンツの実行時、入力フォームの更新フラグとして使用されます。
フォームデータの送信アクション時、data-modifiedの値が"true"のフォームのみデータが送信されます。

data-text

画面記録時にエミュレータの保護フィールドに表示されていた文字列が出力されます。


18.5.6.2 CSSクラス一覧

ページ変換時、フィールドからHTML要素に変換した時に付加されるCSSクラスは以下の通りです。

CSSクラス

説明

field-input

非保護属性(入力可能)のテキストボックス

field-label

保護属性(入力不可)のラベル

field-blue

文字色(青)

field-red

文字色(赤)

field-magenta

文字色(マゼンタ)

field-green

文字色(緑)

field-cyan

文字色(シアン)

field-yellow

文字色(黄)

field-white

文字色(白)

field-reverse-blue

反転色(青)

field-reverse-red

反転色(赤)

field-reverse-magenta

反転色(マゼンタ)

field-reverse-green

反転色(緑)

field-reverse-cyan

反転色(シアン)

field-reverse-yellow

反転色(黄)

field-reverse-white

反転色(白)

field-border-vert

縦罫線

field-border-top

上罫線

field-border-bottom

下罫線

field-border-round

囲み罫線


18.5.6.3 カラーカスタマイズ

スクリプトエディタが生成するプロジェクト共通CSSには、上記の文字色・反転色のクラスに、ディスプレイプロファイルのWebスタイルパターン1と同じカラーが定義されます。

文字色・反転色クラスのカラーを変更する場合は、ユーザカスタマイズ用のCSSに文字色・反転色のクラスとスタイルを定義することにより、フィールドのカラーをカスタマイズすることができます。


【ユーザカスタマイズCSSの例】
/* 文字色(青)を黒字にする場合 */
.field-blue {
    color: black;
}

/* 反転色(青)の背景色を青、文字色を白にする場合 */
.field-reverse-blue {
    background-color: blue;
    color: white;
}

18.5.6.4 キーカスタマイズ

プロジェクトのプロパティで「エミュレータのキー入力」をTrueに設定すると、HTMLページ上でキーボードによるアテンションキー入力が可能になります。

アテンションキーのキー割り当てはディスプレイプロファイルのデフォルト設定と同じです。

キー割り当てを変更する場合はキーテーブルを編集することでカスタマイズできます。


キーテーブルは以下の形式で定義します。


【定義ファイル】

プロジェクトディレクトリ\scripts\config.js


【定義】

KeyBindingsTable = […(1)キーテーブル変数

アテンションキー名: […(2)アテンションキー定義オブジェクト

キー割り当てオブジェクト…(3)キー割り当てオブジェクト

キー割り当てオブジェクト…(3)キー割り当てオブジェクト

]

];


【JavaScriptでの記述例】
var KeyBindingsTable = [			// (1)キーテーブル変数
    // CLEARキーの定義
    Clear: [					// (2)アテンションキー定義オブジェクト
        { shiftkey: true, key: 'Home' },	// (3)キー割り当てオブジェクト
        { ctrlkey: true, shiftkey: true, key: 'F6' },	// (3)キー割り当てオブジェクト
    ],
    // 実行キーの定義
    Enter: [					// (2)アテンションキー定義オブジェクト
        { key: 'Enter' },			// (3)キー割り当てオブジェクト
    },
];

(1)キーテーブル変数

アテンションキーのキー割り当て定義を記述したテーブルです。

変数名は「KeyBindingsTable」で、グローバル変数(windowオブジェクト)として定義します。

keydownイベント時にキーテーブルが参照され、押されたキーと一致する組み合わせのアテンションキーを処理します。


(2)アテンションキー定義オブジェクト

アテンションキーの名前をオブジェクト名にして、キーの組み合わせを配列形式で定義します。

アテンションキーとオブジェクト名の表を以下に記載します。

アテンションキー

オブジェクト名

CLEAR

Clear

実行(ENTER)

Enter

PF1

PF1

PF2

PF2

PF3

PF3

PF4

PF4

PF5

PF5

PF6

PF6

PF7

PF7

PF8

PF8

PF9

PF9

PF10

PF10

PF11

PF11

PF12

PF12

PF13

PF13

PF14

PF14

PF15

PF15

PF16

PF16

PF17

PF17

PF18

PF18

PF19

PF19

PF20

PF20

PF21

PF21

PF22

PF22

PF23

PF23

PF24

PF24

PA1

PA1

PA2

PA2

PA3

PA3

ATTN

Attn

SYS-REQ

SysReq


(3)キー割り当てオブジェクト

キーの組み合わせを定義したオブジェクトです。

プロパティと値の説明を以下の表に記載します。

プロパティ

説明

altkey

true / false

Altキーを組み合わせるかどうかを指定します。

true:Altキーを組み合わせる

falseまたはプロパティ省略:Altキーを組み合わせない

shiftkey

true / false

Shiftキーを組み合わせるかどうかを指定します。

true:Shiftキーを組み合わせる

falseまたはプロパティ省略:Shiftキーを組み合わせない

ctrlkey

true / false

Ctrlキーを組み合わせるかどうかを指定します。

true:Ctrlキーを組み合わせる

falseまたはプロパティ省略:Ctrlキーを組み合わせない

key

キー名

JavaScriptのkeydownイベントのEventオブジェクトの
keyプロパティにセットされるキー文字列を指定します。

例) Enterキーの場合、"Enter"