クライアントからアクセスする方法としては、以下の2つの方法があります。
IE、Edge、Edge IEモード、Firefox、Chrome、Safariなどの標準的なWebブラウザを使用する
WSMGR for Webで提供するWSMGR for Web 接続クライアントを使用する
クライアントへのホスト端末エミュレーション機能の利用手順について、Internet Explorerで表示される画面を元に説明します。(画面はInternet Explorerを例に説明します)
WebブラウザでWSMGR for WebのURLに接続します。
例)URLの指定
http://wsmgr-server/wsmgrweb/
ログオン画面が表示されます。
WSMGR for Webのログオンユーザ名とパスワードを入力し、[ログオン]ボタンをクリックします。
接続先アイコンの一覧が表示されます。
接続を行いたいエミュレータのアイコンをクリックします。
ログオンしたユーザがHTMLモードの設定になっている場合は、ここでエミュレータが起動されます。ActiveXモードの場合は、以降の手順に従ってください。
通知バーにセキュリティ保護のメッセージが表示されたら、「インストール」または「すべてのユーザーに対してインストール」を選択します。
通知バーの選択によるクライアントのインストールモードの説明を以下に示します。
通知バーの選択 | クライアントのインストールモード | |
---|---|---|
「インストール」 | ユーザモード: | インストールを行ったWindowsのユーザアカウントで利用できます。インストール時に管理者権限は必要ありません。 |
「すべてのユーザーに対してインストール」 | システムモード: | 管理者権限によりインストールを行い、Windowsのすべてのユーザアカウントで利用できます。 |
(→「5.7.2 クライアントのインストールモードについて」参照)
Webブラウザに画面の再表示を促すメッセージダイアログが表示されるため、「再試行」をクリックします。
Webブラウザによりセキュリティの警告のダイアログが表示されます。
インストールするアドオンに問題がない場合は[インストールする]をクリックします。
WSMGR for Webによりセキュリティの警告のダイアログが表示されます。
メッセージを確認し、問題がない場合は[はい]をクリックします。
注意
システムモードでアドオンをインストールした場合は、初回ログオン時にWSMGR for Webのコンポーネントがダウンロードされるため、Windowsの管理者権限が必要です。OSのユーザアカウント制御(UAC)により管理者権限の許可操作が必要です。
サーバへ初めて接続した場合、Webブラウザの通知バーにセキュリティ保護のメッセージが表示される場合があります。通知バーが表示された場合は通知バーに従い、アドオンの実行を許可してください。また、アドオンの実行を許可した後、ページの再表示のための確認画面が表示された場合は[再試行]ボタンをクリックして操作を続行してください。
WSMGR for Webの起動に必要なコンポーネントや設定情報が自動的にダウンロードされ、WSMGR for Webの実行が可能となります。
クライアント端末に「WSMGR for Web 接続クライアント」をインストールすることで、標準的なWebブラウザを使用せずにWSMGR for Webの機能を利用できます。
参考
接続クライアントのインストールプログラムは、次のいずれかの方法で入手できます。
ブラウザからWSMGR for Webにログオン後、接続先一覧画面のメニューから[接続クライアント]を選択する
ブラウザからWSMGR for Webサーバにアクセスして、インストールプログラムをダウンロードする
例)WSMGR for WebサーバのURLがhttp://www.example.com/wsmgrweb/の場合
http://www.example.com/wsmgrweb/WsmgrwebClientSetup.msi
WSMGR for Webの製品ディスクをCD-ROMドライブに挿入(マウント)し、エクスプローラで以下のフォルダを表示して、インストールプログラムを使用する
例) D:\>client\WsmgrwebClientSetup.msi
■GUI操作によるインストール
WSMGR for Web 接続クライアントをクライアント端末へインストールします。画面に表示されるメッセージに従ってインストールの操作を行います。
接続クライアントのインストール手順について、接続先一覧画面のメニューからダウンロードする方法を例に、説明します。
ブラウザでWSMGR for WebのURLに接続します。
例)URLの指定
http://example.com/wsmgrweb/
ログオン画面が表示されます。
WSMGR for Webのログオンユーザ名とパスワードを入力し、[ログオン]ボタンをクリックします。
接続先一覧画面のメニューから[接続クライアント]を選択します。
接続クライアントのダウンロード画面が表示されます。「ダウンロード」ボタンを選択します。
ブラウザのダウンロード画面が表示されます。「ファイルを開く」または「実行」を選択します。
WSMGR for Web接続クライアントのインストール画面が表示されます。
[次へ]をクリックします。
WSMGR for WebのURLを指定する画面が表示されます。
4.のダウンロード画面で「コピー」ボタンを選択すると、URLがクリップボードにコピーされます。インストール画面へ、【Ctrl】+【V】キーで貼り付けできます。
接続先URLをクリップボードに保存していない場合は、URLを入力します。
[次へ]をクリックします。
インストールの準備が完了したことを報告する画面が表示されます。この画面では、接続クライアントを、どのユーザーに対してインストールするかを選択します。
すべてのユーザーに対してインストールする場合は、[このコンピュータを使用するすべてのユーザー]をクリックします。
現在のユーザーのみにする場合は、[現在のユーザー(ユーザー名)のみ]をクリックします。
インストールが開始されます。
注意
[このコンピュータを使用するすべてのユーザー]を選択した場合は、OSのユーザアカウント制御(UAC)により管理者権限の許可操作が必要です。
WSMGR for Web接続クライアントのセットアップが終了すると完了画面が表示されます。
■サイレントインストール
WSMGR for Web 接続クライアントをクライアント端末へインストールします。サイレントインストールを利用すると、対話形式の情報入力を行わずにインストールすることができます。
サイレントインストールは次の手順で行います。
コマンドプロンプトを起動します。
次のコマンドを入力します。
start /wait msiexec /i "<インストールプログラムへのパス>" SERVERURL="<WSMGR for WebのURL>"
INSTALLBY="<インストール対象ユーザー>" /qb
OSのユーザアカウント制御(UAC)が表示された場合は、管理者権限の許可操作を行います。
■パラメーターの説明
パラメーター | 意味 |
---|---|
msiexec | OSのWindows Installerを実行するコマンドです。(固定) |
/i | インストールを指定します。(固定) |
インストールプログラムへのパス | 接続クライアントのインストールプログラムへのパスを、ダブルクォーテーションで括って指定します。 |
/qb | 画面表示のレベルを指定します。(固定) |
SERVERURL | ・WSMGR for WebのURLを、ダブルクォーテーションで括って指定します。 例:SERVERURL="http://www.example.com/wsmgrweb/" ・左辺値はすべて大文字で指定します。右辺値は、大文字小文字の区別はありません。 ・最大255バイト以内で指定可能です。 ・本パラメーターは省略できません。 ・以下の場合は、エラーとなりインストールできません。 指定されていない場合(省略時) 空文字(0バイト)の場合 256バイト以上の場合 |
INSTALLBY | ・インストール対象ユーザーを、ダブルクォーテーションで括って指定します。 すべてのユーザーの場合:INSTALLBY=”AllUser” 現在のユーザーのみの場合:INSTALLBY ="PerUser" ・左辺値はすべて大文字で指定します。右辺値は、大文字小文字の区別はありません。 ・本パラメーターは省略可能です。省略時は「現在のユーザーのみ」でインストールされます。 ・以下の場合は、エラーとなりインストールできません。 空文字(0バイト)の場合 無効な文字列の指定 |
■サイレントインストールの実行手順
インストールの手順は次のとおりです。
インストール対象のマシンにログインします。
WSMGR for Web 接続クライアントのインストールプログラムを起動します。
コマンドプロンプトで以下の例のようにコマンドを入力します。
<例1:インストール対象ユーザーを省略してインストールする場合>
start /wait msiexec /i "D:\Downloads\WsmgrwebClientSetup.msi"
SERVERURL="http://www.example.com/wsmgrweb/" /qb
<例2:すべてのユーザーを指定してインストールする場合>
start /wait msiexec /i "D:\Downloads\WsmgrwebClientSetup.msi"
SERVERURL="http://www.example.com/wsmgrweb/" INSTALLBY="AllUser" /qb
インストール結果を確認します。
インストール実行結果は%ERRORLEVEL%環境変数に格納されていますので、結果を確認してください。
復帰値の意味は「■サイレントインストールの復帰値」を参照してください。
接続クライアントをインストール後、スタートメニュー、またはアプリの一覧に表示される「WSMGR for Web 接続クライアント」を選択することで、接続クライアントを起動できます。接続クライアントの利用手順については「第8章 接続クライアント機能」を参照してください。