WSMGRソフトウェア開発キットは、以下のOSのもとで動作するWSMGRアプリケーションインタフェース(WSMGR-API)を利用してホストコンピュータ(以降、ホストと略します)との連携を行うアプリケーション開発に必要なインクルード・ライブラリを提供します。
「WSMGRソフトウェア開発キット V9」動作OS
Windows® 11 (64-bit)
Windows® 10 (64-bit)
Microsoft® Windows Server® 2025 (64-bit)
Microsoft® Windows Server® 2022 (64-bit)
Microsoft® Windows Server® 2019 (64-bit)
Microsoft® Windows Server® 2016 (64-bit)
※Windows Server の Server Coreは未サポートです。
ポイント
開発アプリケーションを動作させるには以下の製品が必要です。
WSMGR V9
WSMGR APIオプション V9
通信制御サービス V9
32ビットアプリケーションの場合は、WOW64(Windows 32-bit On Windows 64-bit)サブシステム上で動作可能です。
WSMGRアプリケーションインタフェースが提供するホスト連携機能には、F668Xターミナル用としてキーボードデータ・画面表示によるもの、DUET会話によるもの、DUETファイル転送によるものの3種類があります。
また、ActiveXインタフェースとしてConnectXインタフェースも提供します。
パソコンのアプリケーションはそれぞれのインタフェースを使用してプログラムを組むことができます。さらにアプリケーションからディスプレイエミュレータ機能を呼び出し使用することも可能です。
本書では、アプリケーションのプログラミング、サンプルプログラム、注意事項などについて説明しています。
Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Win32は、米国Microsoft Corporationの商標です。
WSMGRは、富士通株式会社の登録商標です。
Copyright Fujitsu Limited 2025
[高度な安全性が要求される用途への使用について]
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。
お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないでください。また、お客さまがハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
[インターネットでの使用について]
本製品は、インターネットへのサービスを提供する用途のためには設計・製造されておりません。インターネットに接続しない環境(イントラネット内)で使用するか、インターネットに接続して使用する場合は、運用環境によりセキュリティ侵害対策を構築した上でご使用下さい。
[輸出管理規制について]
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
「WSMGR APIオプション V9」の製品ディスクには、「WSMGR ソフトウェア開発キット」の「ソフトウェア説明書」が入っています。「ソフトウェア説明書」には、ご使用のパソコンの種類の違いに対する注意事項などを掲載しています。ご使用の前には必ずお読みください。
「ソフトウェア説明書」は製品CDの以下に格納されています(以降、CDドライブを“E”ドライブと仮定します)。
E:\sdk\readme2.txt
ソフトウェアの名称
本書では、以下のようにソフトウェアの名称を省略して記述します。
製品名 | 略称 |
---|---|
| WSMGR SDK |
| Windows 11 |
| Windows 10 |
| Windows Server 2025 |
| Windows Server 2022 |
| Windows Server 2019 |
| Windows Server 2016 |
Windows 11、Windows 10、Windows Server 2025、Windows Server 2022、Windows Server 2019、およびWindows Server 2016を総称してWindowsと表記します。
ドライブの説明
本書の説明は、すでにドライブCにWindowsをインストール済みで、ドライブDの\WSMGRにWSMGRがインストール済みである状態を前提にしています。
コマンドの入力の方法
例)
<データセット指定> [USING(<パラメータリストファイル名><パラメータリスト識別番号>[OPERATE | NOOPERATE])]
[ ]で囲まれた部分は、省略可能を表しています。
|の両側にあるものは、どちらかを選択することを表しています。
< >で囲まれた部分は、設定する項目を表しています。
本書での表記方法
[ ] | Windows上のメニュー名、コマンド名、各種ボックス名、オプション名、ボタン名を表します。 |
【 】 | キーボード上のキーを表します。 |
このマニュアルは、使用目的別に次のように4部と付録の構成になっています。それぞれの目的に応じてお読みください。
WSMGR SDKを初めて使用される方へ
第1章 WSMGR SDK概要
WSMGR APIでどんなことができるのか、概要を説明します。
第2章 インストール
アプリケーションを作成する前に必要なことを説明します。
WSAPIの使用方法を知りたいというときに
第3章 WSAPI概要
WSMGRが提供しているアプリケーションインタフェースの概要について説明します。
第4章 WSAPIリファレンス
WSAPI関数の詳細について説明します。
第5章 作成上の注意
Win32でアプリケーションを作成する上での注意事項について説明します。
WSAPIアプリケーションを使ってみたいというときに
第6章 機能概要
サンプルアプリケーションプログラムの概要を説明します。
ConnectXコントロール機能を使用したいときに
第7章 ConnectXコントロール概要
WSMGRが提供しているConnectXコントロールインタフェースの概要について説明します。
第8章 ConnectXリファレンス
ConnectX関数の機能について説明します。
コード変換表などを一度に見たいというときに
A. EBCDICコード表
B. コード変換規則
C. JEFコード
D. ファイル転送・KCインタフェースでのコード変換
E. WSMGRトレース機能