フェイルオーバが発生し、縮退運転が行われている場合は、以下の手順を実施し、スタンバイサーバを復旧してください。
異常が発生したサーバでconmgrプロセスが起動していない場合には、“3.5.1.1.3 conmgrプロセスの起動”を参照し、conmgrプロセスの起動を実施してください。
“クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)”の“切り替え発生後の縮退運転における運用操作”または“切り離し発生後の縮退運転における運用操作”を参照し、スタンバイサーバの組み込みを実施してください。
中央管理ノードにおいて切り替えが発生し、スタンバイサーバがプライマリに昇格した場合には、新しいプライマリサーバで物理レプリケーションスロットを作成してください。
また、中央管理ノードでpg_basebackupを実行する際には、下記の2点を実施してください。
-Sオプションにprimary_slot_nameで設定したレプリケーションスロットを指定します。
--dbnameオプションにレプリケーションスロットの同期プロセスが接続するためのdbnameを指定します。
注意
スケールアウトではpg_rewindコマンドを使用したリカバリはできないため、pg_basebackupコマンドによりリカバリを行ってください。