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Enterprise Postgres 17 導入ガイド(サーバ編)

2.1 前提基本ソフトウェア

Fujitsu Enterprise Postgresを使用するためには、以下に示す基本ソフトウェアのいずれかが必要です。

注意

PRIMECLUSTERと連携したフェイルオーバ運用を行う場合は、SLESは使用できません。

参考

  • RHEL8での運用には、以下の表に示すパッケージが必要です。

    パッケージ名

    備考

    alsa-lib

      

    audit-libs

      

    bzip2-libs

    pgBackRestを使用する場合に必要です。

    cyrus-sasl-lib

      

    gdb

    FJQSSを実行するために必要です。

    pcp-system-tools

    並列検索を使用する場合に必要です。

    glibc

      

    glibc.i686

      

    iputils

    Mirroring Controllerを利用する場合に必要です。  

    libnsl2

      

    libicu

    照合サポートを提供します。
    60.xをインストールしてください。

    libgcc

      

    libmemcached

    Pgpool-IIを使用する場合に必要です。

    libselinux

    sepgsqlに必要です。

    libstdc++

      

    libtool-ltdl

    ODBCドライバを使用する場合に必要です。

    libzstd

      

    llvm

    実行時コンパイル(just-in-time compilation)を使用してSQLを実行するためにllvmのバージョン17.0.x、16.0.x、15.0.x、14.0.x、13.0.xのいずれかが必要です。

    libLLVM-17.so、llibLLVM-16.so、llibLLVM-15.so、llibLLVM-14.so、libLLVM-13.soのいずれかを含むパッケージをインストールしてください。

    例えば、Application Streamsで公開されている“llvm-libs”のバージョン17.0.xには、libLLVM-17.soが含まれています。

    デフォルトでは、バージョン17.0.xを使用します。

    バージョン17.0.x以外のバージョンを使用する場合には、postgresql.confのjit_providerパラメータに、利用するバージョンを指定してください。

    例えば、バージョン16.0.xを使用する場合には、llvmjit-vsn16と指定してください。Fujitsu Enterprise Postgresでは、デフォルトで実行時コンパイルを使用する設定になっています。実行時コンパイルを使用しない場合は、postgresql.confのjitパラメータをoffにしてください。jitパラメータをoffにした場合はllvmのインストールは不要です。

    jitパラメータがonの場合にllvmがインストールされていないと、SQL実行時にエラーとなることがあります。実行時コンパイルの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Just-in-Time Compilation(JIT)”を参照してください。

    libcgroup-tools

    並列検索を使用する場合に必要です。

    lz4-libs

      

    ncurses-libs

      

    net-tools

      

    nss-softokn-freebl

      

    pam

    PAM認証を使用する場合に必要です。

    perl-libs

    PL/Perlを使用する場合に必要です。
    5.26をインストールしてください。

    protobuf-c

    鍵管理システムをキーストアとして使用する場合の透過的データ暗号化機能を使用する場合に必要です。
    1.3.0をインストールしてください。

    python3

    Python 3言語に基づいたPL/Pythonを使用する場合に必要です。
    3.9.xをインストールしてください。

    redhat-lsb

      

    rsync

    Pgpool-IIを使用するために必要です。

    sudo

      

    sysstat

    FJQSSを使用する場合に必要です。
    インストール後、sarコマンドのセットアップを行ってください。

    tcl

    PL/Tclを使用する場合に必要です。
    8.6をインストールしてください。

    unzip

      

    xz-libs

      

    zlib

      

  • RHEL9での運用には、以下の表に示すパッケージが必要です。

    パッケージ名

    備考

    alsa-lib

      

    audit-libs

      

    bzip2-libs

    pgBackRestを使用する場合に必要です。

    cyrus-sasl-lib

      

    gdb

    FJQSSを実行するために必要です。

    pcp-system-tools

    並列検索を使用する場合に必要です。

    glibc

      

    glibc.i686

      

    iputils

    Mirroring Controllerを利用する場合に必要です。  

    libnsl2

      

    libicu

    照合サポートを提供します。
    67.xをインストールしてください。

    libgcc

      

    libmemcached-awesome

    Pgpool-IIを使用する場合に必要です。

    libselinux

    sepgsqlに必要です。

    libstdc++

      

    libtool-ltdl

    ODBCドライバを使用する場合に必要です。

    libzstd

      

    llvm

    実行時コンパイル(just-in-time compilation)を使用してSQLを実行するためにllvmのバージョン17.0.x、16.0.x、15.0.xのいずれかが必要です。

    libLLVM-17.so、llibLLVM-16.so、llibLLVM-15.soのいずれかを含むパッケージをインストールしてください。

    例えば、Application Streamsで公開されている“llvm-libs”のバージョン17.0.xには、libLLVM-17.soが含まれています。

    デフォルトでは、バージョン17.0.xを使用します。

    バージョン17.0.x以外のバージョンを使用する場合には、postgresql.confのjit_providerパラメータに、利用するバージョンを指定してください。

    例えば、バージョン16.0.xを使用する場合には、llvmjit-vsn16と指定してください。Fujitsu Enterprise Postgresでは、デフォルトで実行時コンパイルを使用する設定になっています。実行時コンパイルを使用しない場合は、postgresql.confのjitパラメータをoffにしてください。jitパラメータをoffにした場合はllvmのインストールは不要です。

    jitパラメータがonの場合にllvmがインストールされていないと、SQL実行時にエラーとなることがあります。実行時コンパイルの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Just-in-Time Compilation(JIT)”を参照してください。

    lz4-libs

      

    ncurses-libs

      

    net-tools

      

    nss-softokn-freebl

      

    pam

    PAM認証を使用する場合に必要です。

    perl-libs

    PL/Perlを使用する場合に必要です。
    5.32をインストールしてください。

    protobuf-c

    鍵管理システムをキーストアとして使用する場合の透過的データ暗号化機能を使用する場合に必要です。
    1.3.3をインストールしてください。

    python3

    Python 3言語に基づいたPL/Pythonを使用する場合に必要です。
    3.9.x をインストールしてください。

    rsync

    Pgpool-IIを使用するために必要です。

    sudo

      

    sysstat

    FJQSSを使用する場合に必要です。
    インストール後、sarコマンドのセットアップを行ってください。

    tcl

    PL/Tclを使用する場合に必要です。
    8.6をインストールしてください。

    unzip

      

    xz-libs

      

    zlib

      

  • SLES 15での運用には、以下の表に示すパッケージが必要です。

    パッケージ名

    備考

    dstat

    並列検索を使用する場合に必要です。

    gdb

      

    glibc

      

    glibc-32bit

      

    iputils

    Mirroring Controllerを利用する場合に必要です。  

    JRE 8

    インストーラ、データベース多重化機能およびWebAdminを使用する場合に必要です。
    以下のJREが使用可能です。

    • OracleのJRE

      64ビット版のupdate31以降を使用してください。

    • Java TCK(Technology Compatibility Kit)を通過したOpenJDK

    libasound2

      

    libaudit1

      

    libbz2-1

    pgBackRestを使用する場合に必要です。

    libfreebl3

      

    libicu

    照合サポートを提供します。
    65をインストールしてください。

    libgcc

      

    libltdl7

    ODBCドライバを使用する場合に必要です。

    liblz4-1

      

    liblzma5

      

    libmemcached

    Pgpool-IIを使用する場合に必要です。

    libncurses5

      

    libstdc++6

      

    libstdc++6-32bit

    サイレント形式でのインストールをする場合に必要です。

    libz1

      

    libzstd1

      

    llvm

    実行時コンパイル(just-in-time compilation)を使用してSQLを実行するためにllvmのバージョン15.0.xが必要です。libLLVM.so.15を含むパッケージをインストールしてください。例えば、SUSEから公開されている“libLLVM15”には、libLLVM.so.15が含まれています。

    Fujitsu Enterprise Postgresでは、デフォルトで実行時コンパイルを使用する設定になっています。実行時コンパイルを使用しない場合は、postgresql.confのjitパラメータをoffにしてください。jitパラメータをoffにした場合はllvmのインストールは不要です。

    jitパラメータがonの場合にllvmがインストールされていないと、SQL実行時にエラーとなることがあります。実行時コンパイルの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Just-in-Time Compilation (JIT)”を参照してください。

    net-tools

      

    pam

    PAM認証を使用する場合に必要です。

    perl

    PL/Perlを使用する場合に必要です。
    5.26をインストールしてください。

    protobuf-c

    鍵管理システムをキーストアとして使用する場合の透過的データ暗号化機能を使用する場合に必要です。
    1.3.2をインストールしてください。

    python3

    Python 3言語に基づいたPL/Pythonを使用する場合に必要です。
    3.6.xをインストールしてください。

    rsync

    Pgpool-IIを使用するために必要です。

    sudo

      

    sysstat

    インストール後、sarコマンドのセットアップを行ってください。

    tcl

    PL/Tclを使用する場合に必要です。
    8.6をインストールしてください。

    unzip