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Enterprise Postgres 17 リリース情報

2.3.108 権限のないユーザーによる論理レプリケーションの実行を制限するように変更

非互換

Fujitsu Enterprise Postgres 15で、サブスクリプションの所有者が必要な権限を持たない場合は論理レプリケーションによるINSERT、UPDATE、DELETE、TRUNCATE、COPYコマンドを実行できません。

FUJITSU Enterprise Postgres 14 以前の場合

サブスクリプションの所有者がスーパーユーザー権限を持たず、レプリケーション対象のテーブルに対する必要なアクセス権限も持たない場合であっても論理レプリケーションが可能でした。

Fujitsu Enterprise Postgres 15の場合

サブスクリプションの所有者がスーパーユーザー権限を持たず、レプリケーション対象のテーブルに対する必要なアクセス権限も持たない場合に、テーブルへのアクセスが拒否され、論理レプリケーションはエラーとなります。

また、レプリケーション対象のテーブルに行セキュリティポリシーが定義されている場合には、サブスクリプションの所有者がスーパーユーザー権限を持つ場合、または、bypassrls権限を持つ場合にのみ論理レプリケーションが可能です。サブスクリプションの所有者がスーパーユーザー権限もbypassrls権限も持たない場合には、行レベルセキュリティが有効なリレーションへのレプリケーションはできません。

対処方法

サブスクリプションの所有者にレプリケーションに必要な権限を付与してください。