自動アクションを抑止する方法によって、設定方法が異なります。
自動アクションの実行の抑止・解除を手動で実行する場合
運用管理サーバBで以下のコマンドを実行し、運用管理サーバBでの自動アクションを抑止します。
抑止する自動アクションは個別に指定します。
自動アクションの実行の抑止・解除を自動で実行する場合は、以下を実行しないでください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\mpaosment
mpaosment(自動アクションの実行抑止コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
自動アクションの実行の抑止・解除を自動で実行する場合【Windows版】
以下を設定・確認します。
二重化環境のアクション環境設定ファイルの設定
二重化環境のアクション環境設定ファイルに以下の定義情報を設定します。
このとき、運用管理サーバAと運用管理サーバBで同じ情報を設定する、または片方の運用管理サーバで設定した以下のファイルをもう片方の運用管理サーバに複写して、両方の運用管理サーバの定義を一致させておいてください。
自動アクションの実行の抑止・解除を手動で実行する場合は、以下の設定を行わないでください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\base\etc\dupactdef.ini
運用管理サーバAのホスト名
運用管理サーバBのホスト名
運用管理サーバBが運用管理サーバAの状態を確認するため通信でエラーが発生した場合のリトライ回数
運用管理サーバBが運用管理サーバAの状態を確認するため通信でエラーが発生した場合のリトライ間隔
運用管理サーバB側で自動アクションを保留する時間
運用管理サーバで発生したメッセージを自動アクションの抑止の対象にするかどうかの設定
自動アクションごとの引継ぎ設定
二重化環境のアクション環境設定ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerを再起動します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr
イベント監視の条件定義の確認
運用管理サーバAと運用管理サーバBで、イベント監視の条件定義の内容が同じかどうかを確認します。
異なる場合は、以下の手順を参考にして定義内容を一致させてください。
運用管理サーバAでaoseacsvコマンドまたはmpaoscrcsvコマンドを実行し、イベント監視の条件定義をcsv形式のファイルに出力します。
出力した定義ファイルを運用管理サーバBに複写します。
運用管理サーバBでaoseadefコマンドまたはmpaoscrdefコマンドを実行し、イベント監視の条件定義を適用します。
注意
運用管理サーバAと運用管理サーバBで以下の定義が一致していない場合、運用管理サーバA側と運用管理サーバB側で、引継ぎを行う自動アクションに不整合が生じるため、自動アクションが引き継がれない場合があります。
イベント監視の条件定義
二重化環境のアクション環境設定ファイル