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Linkexpress Replication optionV5.0L26 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

12.3.3 BC管理DBの復旧

複写元システム(正系ノード)または複写先システム(副系ノード)のBC管理DBの復旧について説明します。

以下については、Mirroring Controller の資源になりますので、“12.2 DBミラーリングシステムの復旧”を参照してください。

以下の手順で復旧してください。

各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。

複写元システム

複写先システム

正系ノード

副系ノード

正系ノード

副系ノード

1.複写元システムまたは複写先システムで障害発生

2.サービスの停止

2.サービスの停止

3.DRレプリケーション業務の停止

4.障害原因の排除
5.BC管理DBの復旧

(複写元システム(副系ノード)復旧の場合)

6.Mirroring Controller 環境の復旧

(複写先システム(正系ノード)復旧の場合)

6.Mirroring Controller 環境の復旧

(複写元システム(副系ノード)のRLPが閉塞している場合)

7.RLPの復旧

8.サービスの開始

9.DRレプリケーション業務の起動
10.サービスの開始

  1. 複写元システムまたは複写先システムで障害発生

    RDBREPORTなどから、どちらのシステムのBC管理DBに異常が発生したかを確認します。

  2. サービスの停止

    複写元システム(副系ノード)の復旧の場合

    DBミラーリングサービスを「保守停止」します。

    複写先システム(正系ノード)の復旧の場合

    DBミラーリングサービスを「リカバリ停止」します。

  3. DRレプリケーション業務の停止

    lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  4. 障害原因の排除

    復旧対象システムで、ディスク交換などを行い復旧します。

  5. BC管理DBの復旧

    復旧対象システムで、Symfoware/RDBのメディアリカバリ機能により、BC管理DBを障害発生直前の状態に復旧します。

  6. Mirroring Controller環境の復旧

    複写元システム(副系ノード)復旧の場合

    複写元システムのMirroring Controller環境を復旧します。

    複写先システム(正系ノード)復旧の場合

    複写先システムのMirroring Controller環境を復旧します。

    いずれの場合も復旧後、DBミラーリングサービスは起動しないでください。
    DBミラーリングシステムの復旧の詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“BC管理DBの運用”の“リカバリ”を参照してください。

  7. RLP環境の復旧

    複写元システム(副系ノード)のMirroring ControllerのRLPが閉塞していた場合、手順6で復旧したDCUに対応するDRレプリケーションのRLPの復旧作業が必要です。

    • DRレプリケーションのRLPの復旧(再構築) (注)

    • 複写先システム(副系ノード)のデータベースの再創成

    注) 複写先システム(正系ノード)のデータベースの再創成を含みます。

    複写元システム

    複写先システム

    正系ノード

    副系ノード

    正系ノード

    副系ノード

    1.RERUNログの取得停止
    2.RLP環境の復旧(再作成)

    3.複写先システム(副系ノード)の再創成

    4.RERUNログの取得開始

    1. RERUNログの取得停止(終了オフライン)

      lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
    2. RLP環境の復旧(再作成)

      復旧対象RLPを再作成し、そのRLPに対し、rdbunlコマンドとrdbsloaderコマンドで、複写先システム(正系ノード)のデータベースを、複写元システム(副系ノード)のデータベースから再創成します。
      考え方は、単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”を参照してください。

    3. 複写先システム(副系ノード)の再創成

      複写先システム(正系ノード)のデータベースから、複写先システム(副系ノード)のデータベースを再創成します。
      詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“全件複写によるデータベースのリカバリ”を参照してください。

    4. RERUNログの取得開始

      lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  8. サービスの開始

    DBミラーリングサービスを開始します。

  9. DRレプリケーション業務の起動

    lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  10. サービスの開始

    DBミラーリングサービスを開始します。