被災時運用の運用操作を説明します。
以下の手順で実行してください。
各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.被災 | |||
2.データベースへの未反映RERUNログの確認 | |||
6.順序番号の復旧 | 6.順序番号の復旧 | ||
7.利用者プログラムの再開 |
被災
利用者は、複写元システムの地域の被災を認識し、被災時の運用への切り替えの判断を行います。
データベースへの未反映RERUNログの確認
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”を参照してください。
RERUNログ反映業務の停止
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”を参照してください。
RERUNログの取得停止
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”を参照してください。
損失RERUNログの確認と利用者プログラムの復旧
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”を参照してください。
順序番号の復旧
複写元システムで生成した順序番号の更新RERUNログが、複写先システムに到達していない場合があるため、被災時点では、最新の順序番号が保証されません。
このため、データベース内で利用している使用済みの順序番号と、利用者プログラムで使用済みの順序番号を比較し、違いがある場合は順序番号の補正を行います。複写先データベースの使用済み順序番号を確認した結果、利用者プログラムで使用済みの順序番号の方が大きく、順序定義を再定義する必要性がある場合は、Mirroring Controllerのマニュアルを参照してください。
利用者プログラムの再開
以下の手順で実行してください。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.被災 | |||
2.DRレプリケーション業務の停止 |
被災
利用者は、複写先システムの地域の被災を認識し、被災環境の切り離しの判断を行います。
DRレプリケーション業務の停止
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”を参照してください。
RERUNログの取得停止(終了オフライン)
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”を参照してください。
以下の手順で実行してください。
各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
被災状態 | |||
1.利用者プログラム停止 | |||
2.Symfoware/RDBの復旧 | |||
4.Linkexpressの復旧 | |||
5.サービスの停止 | |||
6.RLP環境、BC管理DB、DRレプリケーション業務の削除 | 6.RLP環境、BC管理DB、DRレプリケーション業務の削除 | ||
8.副系ノードの再創成 | |||
9.正系ノードの再創成 | |||
10.モニタデーモン起動 | 10.モニタデーモン起動 | ||
12.監視プロセス起動 | 12.監視プロセス起動 | 12.監視プロセス起動 | |
13.サービスの開始 | 13.サービスの開始 | 13.サービスの開始 | |
14.RERUNログの取得開始 | |||
17.利用者プログラム再開 |
利用者プログラム停止
Symfoware/RDBの復旧
被災したシステムのSymfoware/RDB環境を復旧します。
Symfoware/RDB環境の復旧は、“10.2 環境構築”を参照してください。
Mirroring Controllerの復旧
被災したシステムのMirroring Controller環境を復旧します。
復旧後、DBミラーリングサービスは起動しないでください。
Mirroring Controller環境の復旧は、“10.2 環境構築”を参照してください。
Linkexpressの復旧
被災したシステムのLinkexpress環境を復旧します。
Linkexpress環境の復旧は、“10.2 環境構築”を参照してください。
サービスの停止
DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
dxsvstop
RLP環境、BC管理DB、DRレプリケーション業務の削除
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”の“複写元システムの被災からの復旧”を参照してください。
なお、BC管理スキーマの削除は不要です。
DRレプリケーション環境の再構築
DRレプリケーション環境を再構築します。再構築方法は新規構築の場合と同じです。
新規構築は“10.2 環境構築”を参照してください。
副系ノードの再創成
ユーザデータベースは、複写先システム(正系ノード)のデータベースから、rdbunlコマンド、rdbsloaderコマンドを利用し、複写元システム(副系ノード)のデータベースを再創成します。
正系ノードの再創成
再創成した複写元システム(副系ノード)のデータベースから、rdbunlコマンド、rdbsloaderコマンドを利用し、複写元システム(正系ノード)のデータベースを再創成します。
モニタデーモン起動
複写元システムの両ノードのMirroring Controllerのモニタデーモンを起動します。 詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。
Symfoware/RDBの起動
複写元システムのSymfoware/RDBを起動します。
監視プロセス起動
複写元システムの両ノードおよび複写先システム(正系ノード)のConnection Managerの監視プロセスを起動します。
サービスの開始
DBミラーリングサービスを開始します。
RERUNログの取得開始
lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
DRレプリケーション業務の起動
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
サービスの開始
DBミラーリングサービスを開始します。
利用者プログラム再開
以下の手順で実行してください。
各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
被災状態 | |||
1.利用者プログラム停止 | |||
2.Symfoware/RDBの再構築 | |||
4.サービスの停止 | |||
5.Linkexpressの再構築 | |||
6.RLP環境、BC管理DB、DRレプリケーション業務の削除 | 6.RLP環境、BC管理DB、DRレプリケーション業務の削除 | ||
8.正系ノードの再創成 | |||
9.副系ノードの再創成 | |||
10.モニタデーモン起動 | 10.モニタデーモン起動 | ||
12.監視プロセス起動 | 12.監視プロセス起動 | 12.監視プロセス起動 | |
13.サービスの開始 | 13.サービスの開始 | 13.サービスの開始 | |
14.RERUNログの取得開始 | |||
17.利用者プログラム再開 |
利用者プログラム停止
Symfoware/RDBの再構築
被災したシステムのSymfoware/RDB環境を再構築します。
Symfoware/RDB環境の復旧は、“10.2 環境構築”を参照してください。
Mirroring Controllerの再構築
被災したシステムのMirroring Controller環境を再構築します。
復旧後、DBミラーリングサービスは起動しないでください。
Mirroring Controller環境の復旧は、“10.2 環境構築”を参照してください。
サービスの停止
DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
dxsvstop
Linkexpressの再構築
被災したシステムのLinkexpress環境を再構築します。
Linkexpress環境の復旧は、“10.2 環境構築”を参照してください。
RLP環境、BC管理DB、DRレプリケーション業務の削除
単一システムの場合と同じです。“導入運用ガイド”の“複写先システムの被災からの復旧”を参照してください。
なお、BC管理スキーマの削除は不要です。
DRレプリケーション環境の再構築
DRレプリケーション環境を再構築します。再構築方法は新規構築の場合と同じです。
新規構築は“10.2 環境構築”を参照してください。
正系ノードの再創成
ユーザデータベースは、複写元システム(副系ノード)のデータベースから、rdbunlコマンド、rdbsloaderコマンドを利用し、複写先システム(正系ノード)のDBを再創成します。
副系ノードの再創成
再創成した複写先システム(正系ノード)のデータベースから、rdbunlコマンド、rdbsloaderコマンドを利用し、複写先システム(副系ノード)のDBを再創成します。
モニタデーモン起動
複写先システムの両ノードのMirroring Controllerのモニタデーモンを起動します。 詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。
Symfoware/RDBの起動
複写先システムのSymfoware/RDBを起動します。
監視プロセス起動
複写元システム(副系ノード)および複写先システムの両ノードのConnection Managerの監視プロセスを起動します。
サービスの開始
DBミラーリングサービスを開始します。
RERUNログの取得開始
lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
DRレプリケーション業務の起動
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
サービスの開始
DBミラーリングサービスを開始します。
利用者プログラム再開