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Symfoware Server V12.9.0 RDA-SVオペレーションガイド

2.2.2 Javaアプリケーションを利用する場合

Javaアプリケーションを利用する場合のセットアップ方法を説明します。

2.2.2.1 symjddefdsコマンドによるセットアップ

symjddefdsコマンドを使用し、JDBCデータソースを登録します。

接続先情報の設定

JDBCデータソース定義ファイルで、JDBCデータソースの接続先を特定します。

記述形式
jdbc:symforda://<host>:<port_no>/<db_env>[;<options>]
引数

以下の引数を設定してください。

参照

以下で説明していない引数については、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”を参照してください。

<port_no>

RDA-SVのポート番号を指定します。

ポート番号については、システム管理者に確認してください。

省略することはできません。

記述例
jdbc:symforda://myhost:2002/COMPANY;schema=GENERAL

注意

1つのJDBCデータソース定義ファイルに、複数の接続先情報は指定できません。接続先情報の違うJDBCデータソースを作成する場合は、JDBCデータソース定義ファイルを複数作成してください。

オプションの設定

指定可能な動作環境に関するオプションを説明します。

buffersize

サーバから1回で読み込むデータの最大長を指定します。

単位はキロバイトです。

指定形式

buffersize=データ最大長

省略時

buffersize=4

パラメタの意味

データ最大長:サーバから1回で読み込むデータの最大長を、4~32で指定します。

codeconversion

クライアントで使用する文字コードを指定します。

指定形式

codeconversion={ASCII|KANA|EIJIS}

省略時

codeconversion=ASCII

fetchrows

1回の検索で問合せを行う最大行数を指定します。単位は行です。

指定形式

fetchrows=最大行数

省略時

fetchrows=0

パラメタの意味

1回の検索で問合せを行う最大行数を、0~2147483647で指定します。

0を指定した場合、1回の検索で問合せを行う最大行数は、自動設定されます。自動設定された場合の行数は、buffersizeオプションで指定された値に依存します。

0以外の値(N)を指定したとき、fetchrowsオプションに指定した行数のデータ長の合計が、buffersizeオプションの指定値以下の場合、N行が先読みされます。buffersizeオプションの指定値を超える場合、buffersizeオプションの指定値におさまる行数分が先読みされます。

tcptimer

サーバからの応答に対する待ち時間を、秒単位で指定します。

指定形式

tcptimer=待ち時間

省略時

tcptimer=300

パラメタの意味

サーバからの応答に対する待ち時間を、0~2147483の範囲で指定します。

2.2.2.2 Javaアプレットの環境設定

Webブラウザ上でJavaアプレットを実行する場合、HTMLファイルに必要な情報を記述します。ここでは、JBKプラグインを使用して、Javaアプレットを実行します。

参照

  • JBKプラグインの詳細は、Interstage Studioの“J Business Kit オンラインマニュアル”を参照してください。

  • その他のJava Plug-INを使用する場合、各製品のドキュメントを参照してください。

記述例

JDBCドライバのモジュールと同じ場所にHTMLファイルを格納した場合
<OBJECT  CLASSID="CLSID:BEA62964-C40B-11D1-AACA-00A0C9216A67"
  WIDTH="500"  HEIGHT="500">
    <PARAM  NAME="CODE"  VALUE="MyApplet">
    <PARAM  NAME="ARCHIVE"  VALUE="fjsymjdbc2.jar">
    <PARAM  NAME="TYPE"  VALUE="application/x-JBK-Plugin">
    <COMMENT>
        <EMBED  TYPE="application/x-JBK-Plugin"
            WIDTH="500"  HEIGHT="500"
            CODE="MyApplet"  ARCHIVE="fjsymjdbc2.jar">
        </EMBED>
    </COMMENT>
</OBJECT>

注意

この場合、Javaアプレットの動作に必要なその他のファイルも、HTMLファイルと同じ場所に格納します。

CLASSID

使用するJava Plug-INを指定します。

ここでは、JBKプラグインを示す、CLSID:BEA62964-C40B-11D1-AACA-00A0C9216A67を指定します。

CODE

Javaアプレットのクラス名を指定します。

ARCHIVE

Javaアプレットの動作に必要なjarファイルを指定します。

TYPE

使用するJava Plug-INを指定します。

ここでは、application/x-JBK-Pluginを指定します。