資源配付テンプレートを使用すると、資源配付の初期導入時に必要となる環境設定(配付経路、結果通知スケジュール、運用パラメタなど)を簡単に行うことができ、環境設定後すぐに以下の運用を開始できます。
資源配付テンプレートを利用して環境設定した運用形態
資源を配付する
業務サーバ、クライアントに対して、アプリケーションやデータなどの資源を均一に配付します。
配付資源は、配付先システムのCドライブ直下、またはCドライブの任意のフォルダに適用されます。
運用管理サーバに、1日2回(13時と19時)、配付資源の最新の適用状況が通知されます。適用状況は、[資源配付]ウィンドウで確認します。
構成情報(インベントリ情報)を収集する
毎週月曜日の16時に、配下システムの最新(月曜日12時時点)の構成情報が、運用管理サーバに通知されます。
資源配付テンプレートで設定された資源配付環境での前提条件
前提条件は、以下のとおりです。
資源配付テンプレートで構築した環境では、運用管理サーバがWindowsの場合だけ、資源を配付できます。
業務サーバがUNIXの場合、資源を業務サーバに適用することはできません。
業務サーバ、クライアントに対して、アプリケーションやデータなどの資源を均一に配付します。
配付資源は、配付先システムのCドライブ直下、またはCドライブの任意のフォルダに適用されます。
運用管理サーバに、1日2回(13時と19時)、配付資源の最新の適用状況が通知されます。適用状況は、[資源配付]ウィンドウで確認します。
接続構成とOSの関係、および使用できる機能は以下のとおりです。
OS構成 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
接 | 運用管理サーバ(注1) | Windows | Windows | Windows | Windows | Solaris | Solaris | Solaris | Solaris |
業務サーバ(注2) | Windows | Windows | Solaris | Solaris | Windows | Windows | Solaris | Solaris | |
クライアント(注3) | Windows | - | Windows | - | Windows | - | Windows | - | |
機 | 資源の配付 | ○ | ○ | △(注4) | × | × | × | × | × |
インベントリ収集 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
-:クライアントはありません。(「運用管理サーバ-業務サーバ」の構成です。)
○:使用できます。
×:使用できません。
△:クライアントに対してだけ、使用できます。
Solaris版の運用管理サーバは、Systemwalker Centric Manager V15.1.1までの提供です。
配付対象の業務サーバは、200台以下です。
運用管理クライアントは、「資源の配付」および「インベントリ収集」の対象システムではありません。
Solaris/Linuxサーバは、クライアント用資源を中継配付するために設置されています。Solaris/Linuxサーバへの資源の適用はできません。
資源の適用結果通知、およびインベントリ通知のスケジュール
結果通知中はネットワークの負荷が高くなりますので、結果通知の時間を避けて資源配付を行ってください。
図内番号 | 契機時間 | イベント |
---|---|---|
1. | 月曜日 8:00 | 運用管理サーバでインベントリ情報を収集します。 |
2-1 | 毎日 10:00~13:00 | 業務サーバから運用管理サーバに、業務サーバとクライアントでの資源の適用結果を通知します。 |
2-2 | 毎日 16:00~19:00 | 業務サーバから運用管理サーバに、業務サーバとクライアントでの資源の適用結果を通知します。 |
3. | 月曜日 12:00~12:30 | クライアントでインベントリ情報を収集し、収集した情報を業務サーバに通知します。 |
4. | 月曜日 12:30 | 業務サーバでインベントリ情報を収集します。 |
5. | 月曜日 13:00~16:00 | 業務サーバから運用管理サーバに、業務サーバとクライアントのインベントリ情報を通知します。 |
設定方法
“資源配付テンプレートを使用して動作環境を定義する”を参照してください。