Systemwalker Centric Managerをインストールする前に、以下の作業を実施してください。
以下のファイルと環境変数を確認します。
ファイル名
OS名  | ファイル名  | 
|---|---|
Solaris  | /etc/default/init  | 
Red Hat Enterprise Linux 7以降  | /etc/locale.conf  | 
環境変数の優先度
環境変数  | 優先度  | 
|---|---|
LC_ALL  | 以下のすべてに優先されます。  | 
LC_MESSAGES  | LC_ALLが設定されていない場合に有効になります。  | 
LANG  | LC_ALL、LC_MESSAGESが定義されていない場合に有効になります。  | 
設定値とコード系 (注1)
OS名  | 上記ファイルの設定値  | Systemwalkerのコード系  | 
|---|---|---|
Solaris  | ja_JP.eucJP  | EUC  | 
ja (注2)  | EUC  | |
ja_JP.PCK  | SJIS  | |
ja_JP.UTF-8  | UTF-8  | |
Linux  | ja_JP.UTF-8  | UTF-8  | 
上記ファイルの変数LANGには、値が定義されている必要があります。
Systemwalker Centric Managerで日本語を処理するために、上記ファイルには表に示す値を設定する必要があります。
“ja”はSolaris 10以前でサポートされています。
上記のように設定されていない場合は、システム管理者(スーパーユーザ)のアカウントで、システムの動作環境に合わせた設定を行います。
環境変数の設定方法
OS名  | 設定方法  | 
|---|---|
Solaris 10以前  | /etc/default/initファイルを編集します。  | 
Solaris 11  | svccfgコマンドを使用します。  | 
Red Hat Enterprise Linux 7以降  | localectlコマンドを使用します。  | 
例)
Solaris 10で環境変数LANGにコード系EUCを指定する場合
vi等のエディタを使用して/etc/default/initに以下の記述を追加します。
LANG=ja
Solaris 11で環境変数LANGにコード系SHIFT-JISを指定する場合
以下のコマンドを実行します。
# svccfg -s svc:/system/environment:init setprop environment/LANG = astring: ja_JP.PCK # svcadm refresh svc:/system/environment:init
LANGの設定を変更した場合、以下のコマンドを実行し、システムを再起動してください。
Solarisの場合
# cd / # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0
Linuxの場合
# cd / # /sbin/shutdown -r now
注意
LANGの設定についての注意事項
環境変数を変更することにより、Systemwalker以外のアプリケーションの表示に影響があることがあります。
Systemwalkerインストール後にシステムのコード系を変更しないでください。
LC_ALL、LC_MESSAGESを定義する場合は、LANGの値と同じ値を設定してください。