Lambda関数は以下のロググループにメッセージを出力します。
/aws/lambda/<Lambda関数名>
<Lambda関数名>は切替機構の構築で設定したLambda関数の名前です。詳細は、“PRIMECLUSTER導入運用手引書<Cloud Services 編>”の“スマートワークロードリカバリ機能を使用する場合”の“AWS Lambdaの設定”を参照ください。
参考
ロググループは、Amazon CloudWatch Logs(ログ管理サービス)におけるログの管理単位です。ロググループの詳細については、“Amazon CloudWatch Logs ユーザガイド”を参照してください。
Lambda関数のメッセージに出力される変数の内容は、以下のとおりです。
変数 | 内容 |
---|---|
system_id | クラスタノードを識別する整数値 |
instance_id | 切替え元インスタンスのインスタンスID |
new_instance_id | 切替え先インスタンスのインスタンスID |
event_id | 切替えで発生したイベントのID |
event_type | 切替えで発生したイベントの種類 |
bhsg_id | データ保護のために適用されるセキュリティグループID |
target_id | 切替え先インスタンスを追加するELBのターゲットグループID |
state | 切替えで内部制御のために使用される状態。
|
is_recovery_target | インスタンスのタグ“fujitsu.swr.is_recovery_target”の値 |
PCLSWR_SYSTEM_LIST | 実行中のLambda関数に設定されているAWS Lambdaの環境変数 |
alarm_name | 切替え先インスタンスに設定が更新されるCloudWatchのアラーム名 |
ami_id | インスタンスの作成で使用するAmazonマシンイメージ(以降、AMIと記載)のID |
実行管理オブジェクトは、切替え時にLambda関数の2重実行を防止するために使用される値です。
実行管理オブジェクトがSWITCHINGの場合は、Lambda関数は実行されません。値が示す内容を以下に示します。
値 | 内容 |
---|---|
SWITCHING | Lambda関数は実行中である |
NOT_SWITCHED | Lambda関数は実行中ではない |
ポイント
Lambda関数のメッセージの対処では、インスタンスのタグの確認が必要な場合があります。
以下の手順でタグを確認します。
Amazon EC2サービスの管理画面を開き、サイドバーから<Instances>ボタンを選択します。
表示されたインスタンスの一覧から、メッセージに出力された<instance_id>と同じインスタンスIDのインスタンスを選択します。
インスタンスの詳細画面から“タグ”タブを選択します。インスタンスのタグが表示されます。