クラスタノード(Pod)のボリュームは、最初に、親FEPClusterカスタムリソースのfepChildCrValのストレージセクションに設定された値に従って作成されます。
親FEPClusterカスタムリソースは、それぞれの起動値を使用して子FEPVolumeカスタムリソースを作成し、関連するコントローラ(FEPColumeコントローラ)が必要なボリュームの作成を処理します。
最初にFEPClusterを作成した後は、新しいボリュームを後で追加したり、storageClassまたはaccessModesを変更したりすることはできません。
元になるstorageClassがサイズの動的変更をサポートしている場合に限り、最初に作成されたボリュームのサイズのみを変更できます。
FEPVolumeカスタムリソースのスキーマを以下に示します。
フィールド | 省略可否 | サブフィールド | 省略値 | 説明 |
---|---|---|---|---|
archivewalVol | 可 | size storageClass accessModes | 2Gi プラットフォームのデフォルトになります。 ReadWriteOnceが使用されます。 | ボリュームのサイズ (後で展開可能) storageClass は起動時のみ設定 accessModesは起動時のみ設定 |
backupVol | 可 | size storageClass accessModes | 2Gi プラットフォームのデフォルトになります。 ReadWriteOnceが使用されます。 | |
dataVol | 不可 | size storageClass accessModes | 2Gi プラットフォームのデフォルトになります。 ReadWriteOnceが使用されます。 | |
logVol | 可 | size storageClass accessModes | 1Gi プラットフォームのデフォルトになります。 ReadWriteOnceが使用されます。 | |
tablespaceVol | 可 | size storageClass accessModes | 512Mi プラットフォームのデフォルトになります。 ReadWriteOnceが使用されます。 | |
walVol | 不可 | Size storageClass accessModes | 1200Mi プラットフォームのデフォルトになります。 ReadWriteOnceが使用されます。 |
Kubernetesコマンド : kubectl delete FEPVolume<カスタムリソース名>
ボリュームごとに使用されるストレージクラスのデフォルトの再利用ポリシーに応じて、すべてのPVCと永続ボリュームが削除されます。
適切にバックアップ/リストアを統合することで、ボリュームの永続化が不要になる場合があります。
注意
クラスタが削除されていない限り、このカスタムリソースは削除しないでください。
作成されたFEPVolumeカスタムリソースの例
apiVersion: fep.fujitsu.io/v1 kind: FEPVolume metadata: name: new-fep-19n namespace: testswatiproject spec: archivewalVol: size: 1Gi backupVol: size: 2Gi dataVol: size: 2Gi logVol: size: 1Gi tablespaceVol: size: 512Mi walVol: size: 1Gi selectedVolList: - name: data - name: tablespace - name: wal - name: log sysExtraLogging: false