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Enterprise Postgres 16 SP1 オペレーターリファレンス

1.2.5 FEPVolume子カスタムリソースパラメータ

1.2.5.1 ボリュームの作成

クラスタノード(Pod)のボリュームは、最初に、親FEPClusterカスタムリソースのfepChildCrValのストレージセクションに設定された値に従って作成されます。

親FEPClusterカスタムリソースは、それぞれの起動値を使用して子FEPVolumeカスタムリソースを作成し、関連するコントローラ(FEPColumeコントローラ)が必要なボリュームの作成を処理します。

最初にFEPClusterを作成した後は、新しいボリュームを後で追加したり、storageClassまたはaccessModesを変更したりすることはできません。

元になるstorageClassがサイズの動的変更をサポートしている場合に限り、最初に作成されたボリュームのサイズのみを変更できます。

FEPVolumeカスタムリソースのスキーマを以下に示します。

フィールド

省略可否

サブフィールド

省略値

説明

archivewalVol

size

storageClass

accessModes

2Gi

プラットフォームのデフォルトになります。

ReadWriteOnceが使用されます。

ボリュームのサイズ (後で展開可能)

storageClass

は起動時のみ設定

accessModesは起動時のみ設定

backupVol

size

storageClass

accessModes

2Gi

プラットフォームのデフォルトになります。

ReadWriteOnceが使用されます。

dataVol

不可

size

storageClass

accessModes

2Gi

プラットフォームのデフォルトになります。

ReadWriteOnceが使用されます。

logVol

size

storageClass

accessModes

1Gi

プラットフォームのデフォルトになります。

ReadWriteOnceが使用されます。

tablespaceVol

size

storageClass

accessModes

512Mi

プラットフォームのデフォルトになります。

ReadWriteOnceが使用されます。

walVol

不可

Size

storageClass

accessModes

1200Mi

プラットフォームのデフォルトになります。

ReadWriteOnceが使用されます。

1.2.5.2 ボリュームの削除

Kubernetesコマンド : kubectl delete FEPVolume<カスタムリソース名>

ボリュームごとに使用されるストレージクラスのデフォルトの再利用ポリシーに応じて、すべてのPVCと永続ボリュームが削除されます。

適切にバックアップ/リストアを統合することで、ボリュームの永続化が不要になる場合があります。

注意

クラスタが削除されていない限り、このカスタムリソースは削除しないでください。

作成されたFEPVolumeカスタムリソースの例

apiVersion: fep.fujitsu.io/v1 
kind: FEPVolume
metadata:
  name: new-fep-19n
  namespace: testswatiproject
spec:
  archivewalVol:
    size: 1Gi
  backupVol:
    size: 2Gi
  dataVol:
    size: 2Gi
  logVol:
    size: 1Gi
  tablespaceVol:
    size: 512Mi
  walVol:
    size: 1Gi
  selectedVolList:
  - name: data
  - name: tablespace
  - name: wal
  - name: log
  sysExtraLogging: false