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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.7

9.6.3 iSCSI ターゲットの設定削除

サーバ間ミラーリングの構成をすべて削除する場合、すべてのノードで iSCSI イニシエータの設定を削除してから、以下の手順で iSCSI ターゲットの設定を削除します。

参照

iSCSI イニシエータの設定削除手順については、「9.6.2 iSCSI イニシエータの設定削除」を参照してください。

  1. 両ノードの iSCSI ターゲットを削除します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # targetcli /iscsi delete ターゲット名

    [実行例]

    # targetcli /iscsi delete iqn.2003-01.org.linux-iscsi.node1.x8664:sn.2613f8620d98
  2. 両ノードのストレージの設定を削除します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    ストレージが複数ある場合は、各ストレージに対して本コマンドを実行します。

    # targetcli /backstores/block delete ストレージ名

    [実行例]

    # targetcli /backstores/block delete storage1
  3. 両ノードで設定が削除されたことを確認します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # targetcli ls

    [出力例]

    o- / ................................................................................. [...]
      o- backstores ...................................................................... [...]
      | o- block .......................................................... [Storage Objects: 0]
      | o- fileio ......................................................... [Storage Objects: 0]
      | o- pscsi .......................................................... [Storage Objects: 0]
      | o- ramdisk ........................................................ [Storage Objects: 0]
      o- iscsi .................................................................... [Targets: 0]
      o- loopback ................................................................. [Targets: 0]
  4. 両ノードでターゲット情報を保存します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # targetctl save
  5. iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序に関する設定用のディレクトリを削除します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # rm -rf /etc/systemd/system/fjsvsdx.service.d/
  6. iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序を反映します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # systemctl daemon-reload
  7. iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序の設定を確認します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # systemctl show fjsvsdx.service | grep "After="
    After=iscsi-shutdown.service iscsi.service ・・・

    ポイント

    target.serviceが出力されないことを確認します。

    以降の手順は、GDS 以外のプログラムが iSCSIターゲット (LIO) を使用しているノードでは実行しないでください。

  8. iSCSI ターゲットサービスがシステム起動時に自動起動しないように設定します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # systemctl disable target.service