非同期監視で使用する必須ソフトウェアを各パーティションにインストールしてください
以下の必須ソフトウェアは各パーティションにインストールされている必要があります。
必須ソフトウェアがインストールされていない場合、異常発生時に他ノード(パーティション)への切替えが正しく行われません。
HBA閉塞機能
PRIMEQUEST 4000 シリーズの場合、iRMCとクラスタノードは同じネットワークセグメントにしてください
同じネットワークセグメントに属していない場合、iRMC非同期監視機能が正しく動作しません。
PRIMEQUEST 4000シリーズにおいて、運用ノードでSB や PSU(Power Supply Unit)が故障した場合、シスログに以下のメッセージを出力し、LEFTCLUSTER状態のままとなり切替えが行われず、業務停止となります。そのため、速やかにLEFTCLUSTERから回復し、手動で業務を切り替えてください。
The shutdown attempt for host <hostname> could not complete - all SA's failed
LEFTCLUSTERからの回復については、PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 の "5.2 LEFTCLUSTER からの回復" を参照してください。
PRIMEQUEST 4000シリーズにおいて、待機ノードでiRMCが故障した場合、復旧するまで運用ノードで異常発生時に強制停止による切替えができないため、速やかに復旧作業を実施してください。
復旧方法については、PRIMEQUEST 4000シリーズのドキュメントを参照してください。
PRIMECLUSTERがiRMC故障を検出した際はOSのシスログに以下のメッセージを出力します。
7605 An error has been detected in iRMC. (node:nodename irmc_ipaddress:irmc_ipaddress node_ipaddress:node_ipaddress detail:detail)
PRIMEQUEST 4000シリーズにおいて、待機ノードでSB や PSU(Power Supply Unit)が故障した場合、LEFTCLUSTER状態のままとなるため、速やかにLEFTCLUSTERから回復してください。
LEFTCLUSTERからの回復については、PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 の "5.2 LEFTCLUSTER からの回復" を参照してください。
待機ノードでSB や PSUが故障し、PRIMECLUSTERがiRMCの異常を検出した際はOSのシスログに以下のメッセージを出力します。
7605 An error has been detected in iRMC. (node:nodename irmc_ipaddress:irmc_ipaddress node_ipaddress:node_ipaddress detail:detail)
PRIMEQUEST 3000 シリーズの場合、iRMC/MMBとクラスタノードは同じネットワークセグメントにしてください
同じネットワークセグメントに属していない場合、iRMC非同期監視機能が正しく動作しません。
PRIMEQUEST 3000シリーズにおいて、拡張パーティションを使用したクラスタシステムを構築する場合、一つのクラスタシステムにつきサポートノード数は最大4ノードとなります
拡張パーティションを使用した一つのクラスタシステムで5ノード以上にすると、iRMC非同期監視機能が動作しません。
PRIMEQUEST 3000シリーズにおいて、拡張パーティションを使用したクラスタシステムを構築する場合、Home SBのVGA/USB/rKVMSは、いずれかの拡張パーティションに割り当てる必要があります
拡張パーティションを使用したクラスタシステムでは、いずれかの拡張パーティション(クラスタシステムを構成する拡張パーティション以外でも可)にHome SBのVGA/USB/rKVMSを割り当てる必要があります。Freeの場合、iRMC非同期監視機能が正しく動作しません。
拡張パーティションへのVGA/USB/rKVMSの割り当て方法については、以下のマニュアルを参照してください。
PRIMEQUEST 3000シリーズ運用管理ツールリファレンス(MMB)
PRIMEQUEST 3000シリーズにおいて、拡張パーティションを使用したクラスタシステムを構築する場合、Home SBのVGA/USB/rKVMSの割り当ての変更時に、iRMC非同期監視機能が正しく動作しないことがあります
拡張パーティションを使用したクラスタシステムにおいて、Home SBのVGA/USB/rKVMSの割り当てを変更すると、変更が完了するまでの間、iRMC非同期監視機能の接続確認やパニック/リセット強制停止に失敗することがあります。