ETERNUS DX seriesには、MAID(Massive Arrays of Idle Disks)を応用したエコモードを設定できます。ディスクドライブにアクセスしない時間帯に以下のどちらかの制御を行うことで、電力消費量を削減して環境に対する負荷を低減できます。
ディスクドライブのスピンドル回転制御
ディスクドライブ本体の電源制御
推奨はbです。aよりも効果的に電力消費量を削減できます。
bをサポートしている装置は、ETERNUS DX S6/S5/S4/S3 series(本製品がサポートするファームウェア版数であること)です。本製品がサポートするファームウェア版数は、『導入ガイド』の「サポート装置」にある「Storage Cruiserがサポートする装置」を参照してください。
注意
ETERNUS AF オールフラッシュアレイでは、エコモードの操作を実施できません。稼働Disk数・消費電力・温度の性能情報表示は可能です。
Storage Cruiserは、以下の機能を提供します。
エコモードの操作
Webコンソールまたはコマンドを使用して、ETERNUS DX seriesのエコモードを操作できます。
稼働Disk数の性能情報表示
稼働Disk数の性能情報によって、省電力運用の効果を容易に確認できます。
ETERNUS DX S6/S5/S4/S3 seriesの場合は、装置に搭載されているディスクドライブのうち、以下のディスクドライブを「稼働Disk数」として表示します。
ディスクドライブが所属する | 稼働Disk数 |
---|---|
ディスクドライブのスピンドル回転制御 | スピンドル回転が動作しているディスクドライブ数 |
ディスクドライブ本体の電源制御 | 電源が入っているディスクドライブ数 |
エコモード未設定 | 電源が入っているディスクドライブ数 |
ETERNUS DX S2 seriesの場合は、スピンドル回転が動作しているディスクドライブ数を「稼働Disk数」として表示します。
ETERNUS AF オールフラッシュアレイの場合は、すべてのディスクドライブを「稼働Disk数」として表示します。
消費電力、温度の性能情報表示
ETERNUS DX series, ETERNUS AF オールフラッシュアレイの装置全体の使用電力を、「消費電力」として表示します。また、周辺温度(ファンの吸気温度)を、「温度」として表示します。
消費電力の性能情報によって、省電力運用の効果を容易に確認できます。
温度の性能情報によって、装置周辺の空調効果が容易に確認できます。