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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.9.1 運用ガイド Optimization機能編
FUJITSU Storage

3.5.6 サブプールの容量拡張

Tierプールを構成するサブプールの容量は、拡張可能です。
サブプール容量拡張に指定できる項目は以下のとおりです。

Tierプールの基本設定項目

項目名

指定

説明

CMを追加する

任意

CMを指定しているTierプールの場合だけ、CMを追加できます。

デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを追加しない)です。

TierプールのCMを追加するには、チェックボックスをチェックします。

ディスク選択

任意

サブプールを構成するディスクの選択方法を指定します。
デフォルトは"Auto"(自動選択)です。

"Auto"を選択すると、サブプールを設定する画面で、サブプールの必要最低容量を指定する必要があります。

"Manual"を選択すると、サブプールを設定する画面で、サブプールを構成するディスクを指定する必要があります。

サブプールの設定項目
  • 「Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]に"Auto"を指定した場合

    項目名

    指定
    (注)

    説明

    FTSP名

    必須

    容量を拡張するサブプールの名称です。

    操作対象のサブプール名がデフォルト表示されますが、サブプール名は変更可能です。

    変更するときは、ストレージ装置内で一意となる名前を指定してください。任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。

    平準化

    任意

    Tierプール平準化の実施を指定します。

    デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない(Tierプール平準化を実施しない)状態です。

    サブプール容量拡張と同時にTierプール平準化を開始する場合は、チェックボックスをチェックします。

    必要最低容量

    必須

    拡張後のサブプール容量を指定します。
    1MB以上の容量を指定できます。小数も入力可能です。

    既存のRAIDグループの仕様に合わせてドライブが自動選択され、サブプールは、指定した容量以上に拡張されます。

    • ストレージ装置のファームウェア版数がV10L70以降の場合

      拡張できるサブプールの最大容量が"(MAX: 拡張できる最大容量)"の形式で表示されます。例えば、サブプールの最大容量を1PBまで拡張できる場合は、"(MAX: 1PB)"と表示されます。表示された容量以下の値を、本項目に指定してください。

    CMを指定する

    任意

    必要応じて、サブプールを構成するRAIDグループのCMを指定します。

    デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。Tierプールに指定したCMの中から任意のCMが設定されます。

    CMを指定するには、チェックボックスをチェックします。

    注: 指定が「任意」の項目では、指定を省略するとデフォルト値が設定されます。

  • 「Tierプールの基本設定項目」の[ディスク選択]に"Manual"を指定した場合

    項目名

    指定
    (注)

    説明

    FTSP名

    必須

    容量を拡張するサブプールの名称です。

    操作対象のサブプール名がデフォルト表示されますが、サブプール名は変更可能です。

    変更するときは、ストレージ装置内で一意となる名前を指定してください。任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。

    平準化

    任意

    Tierプール平準化の実施を指定します。

    デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない(Tierプール平準化を実施しない)状態です。

    サブプール容量拡張と同時にTierプール平準化を開始する場合は、チェックボックスをチェックします。

    ディスク

    必須

    サブプールを構成するRAIDグループのディスクを指定します。
    RAIDグループの信頼性によって、必要なディスク数が異なります。

    CMを指定する

    任意

    必要応じて、サブプールを構成するRAIDグループのCMを指定します。

    デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。Tierプールに指定したCMの中から任意のCMが設定されます。

    CMを指定するには、チェックボックスをチェックします。

    注: 指定が「任意」の項目では、指定を省略するとデフォルト値が設定されます。

サブプールの容量拡張方法は、『Webコンソール説明書』の「Tierプールのサブプール容量拡張」を参照してください。

注意

サブプールの容量拡張を行うと、サブプール内でデータの偏りが発生し、アクセス性能に差が出ることがあります。データの偏りを解消するには、Tierプール平準化を実施してください。
Tierプール平準化は、サブプール容量拡張時以外に、サブプール容量拡張を行ったあとにも実施できます。実施方法は、『Webコンソール説明書』の「Tierプール平準化の開始/停止」を参照してください。

参照

Tierプールの平準化の詳細は、「4.8 Tierプールの平準化」を参照してください。

ポイント

RAIDグループの削除処理を実行中のTierプールにおいて、サブプールの容量拡張はできません。