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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.5 トラブルシューティングガイド

13.1 しきい値超えのアラーム通知が行われない(1)

■確認ポイント

  1. しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行っていますか?

  2. しきい値監視定義(alertconfig.txt)は正しいですか?

  3. syslogの定義やメッセージのフィルタリング定義は正しいですか?


■原因

■対処方法

  1. しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行っているか、確認してください。

    しきい値監視定義(alertconfig.txt)は、格納場所以外で編集することを推奨しています。編集完了後のしきい値監視定義(alertconfig.txt)が、以下の正しい格納場所に配置されているか確認してください。

    Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\alertconfig.txt

    UNIX版】

    /etc/opt/FJSVssqc/alertconfig.txt

  2. しきい値監視定義(alertconfig.txt)の定義内容が正しいかどうか、sqcCheckAlertconfig(しきい値監視定義チェックコマンド)で確認してください。コマンドについての詳細は、リファレンスマニュアル「sqcCheckAlertconfig(しきい値監視定義チェックコマンド)」を参照してください。

  3. アクションの種類がイベントログ/syslogまたはSystemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合、syslogの定義やSystemwalker Centric Managerのメッセージのフィルタリング定義でしきい値超えのメッセージが出力されないように設定されていないか確認してください。

    しきい値超えのメッセージは以下のとおりです。

    しきい値超えの種類

    イベントID

    種別

    異常(error)しきい値を超えた場合

    6101

    エラー

    警告(warning)しきい値を超えた場合

    6102

    警告

    しきい値超えの状態から復旧した場合

    6103

    情報

    また、Systemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合は、しきい値超えの状態から回復したときに自動対処され、メッセージは出力されません。自動対処をさせたくない場合は、Systemwalker Centric Managerメッセージ連携を止めて、イベントログ/syslogをアクションの種類として定義してください。定義方法については使用手引書「アクションの種類の定義」を参照してください。

    復旧メッセージをSystemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソールに出力させたい場合には、Agentの条件定義で該当メッセージの重要度を「一般」以外にしてください。詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。