■確認ポイント
しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行っていますか?
しきい値監視定義(alertconfig.txt)は正しいですか?
syslogの定義やメッセージのフィルタリング定義は正しいですか?
■原因
しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行っていない、または、しきい値監視定義(alertconfig.txt)の内容に誤りがあると、しきい値超えのアラーム通知が行われません。
アクションの種類がイベントログ/syslogまたはSystemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合において、syslogの定義やSystemwalker Centric Managerのメッセージのフィルタリング定義でしきい値超えのメッセージが出力されないように設定されていると、しきい値超えのアラーム通知が行われません。また、Systemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合は、しきい値超えの状態から回復した場合に自動対処されメッセージは出力されません。
■対処方法
しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行っているか、確認してください。
しきい値監視定義(alertconfig.txt)は、格納場所以外で編集することを推奨しています。編集完了後のしきい値監視定義(alertconfig.txt)が、以下の正しい格納場所に配置されているか確認してください。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\alertconfig.txt |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/alertconfig.txt |
しきい値監視定義(alertconfig.txt)の定義内容が正しいかどうか、sqcCheckAlertconfig(しきい値監視定義チェックコマンド)で確認してください。コマンドについての詳細は、リファレンスマニュアル「sqcCheckAlertconfig(しきい値監視定義チェックコマンド)」を参照してください。
アクションの種類がイベントログ/syslogまたはSystemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合、syslogの定義やSystemwalker Centric Managerのメッセージのフィルタリング定義でしきい値超えのメッセージが出力されないように設定されていないか確認してください。
しきい値超えのメッセージは以下のとおりです。
しきい値超えの種類 | イベントID | 種別 |
---|---|---|
異常(error)しきい値を超えた場合 | 6101 | エラー |
警告(warning)しきい値を超えた場合 | 6102 | 警告 |
しきい値超えの状態から復旧した場合 | 6103 | 情報 |
また、Systemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合は、しきい値超えの状態から回復したときに自動対処され、メッセージは出力されません。自動対処をさせたくない場合は、Systemwalker Centric Managerメッセージ連携を止めて、イベントログ/syslogをアクションの種類として定義してください。定義方法については使用手引書「アクションの種類の定義」を参照してください。
復旧メッセージをSystemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソールに出力させたい場合には、Agentの条件定義で該当メッセージの重要度を「一般」以外にしてください。詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。