■現象
Oracleの性能情報は、各種設定作業を行わないと取得できません。
■確認ポイント
Oracleの性能情報を取得するための定義を確認してください。
■原因
Oracleの性能情報の取得は自動的には行われません。性能情報を取得するために各種設定作業を行う必要があります。
■対処方法
Oracleの性能情報を収集するための設定が正しく行われているか、次の順にチェックを行います。
template.datファイルの設定
ポリシーの作成と適用
Oracleの動作状態
以降で、それぞれの項目について、詳細に説明します。
template.datファイルの設定
Oracleの性能情報を収集する場合には、template.datファイルの設定を実施する必要があります。
データベース種別ごとに以下のセクションを定義します。
Non-CDB:[ORA]セクション
CDB:[ORACDB]セクション
PDB:[ORAPDB]セクション
template.datファイルの設定の詳細については、使用手引書「Oracle Database Serverの管理設定」を参照してください。
template.datファイルは、以下の場所に格納されています。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/template.dat |
ポリシーの作成と適用
template.datファイルの設定後、ポリシーの作成と適用を行う必要があります。ポリシーの適用後、マネージャーに構成情報が送信されますので、運用管理クライアントで構成情報を管理コンソールに反映するために「構成情報の取得」を実施してください。
Oracleの動作状態
Oracleの性能情報を収集するためには、Oracleのインスタンスが起動されてアクセス可能な状態となっている必要があります。Oracleが起動されていて、アクセス可能かどうかは、SQL*Plus等を使用して確認してください。