事前確認
アーカイブから取り出したデータを解放する場合、事前に以下を確認します。
操作対象のアーカイブ
「4.3.2 アーカイブの状態」を参照し、操作対象のアーカイブの状態が、"Retrieving"、"Readable"、"Readable Warning"、"Readable Error"、"Readable Unknown"、"Retrieval Error"、"Release Error"のどれかであることを確認してください。ほかの状態では操作できません。
共有フォルダへのアクセス
本製品の利用者が、アーカイブ参照用共有フォルダ(名前の末尾が"+ar"の共有フォルダ)にアクセスしていないことを確認してください。解放の操作によってアーカイブ参照用共有フォルダが削除されます。当該共有フォルダにアクセスしているときに解放の操作をした場合、強制的にアクセス不可となります。
注意
解放処理が完了するまでの時間は、アーカイブのデータ量に応じて数時間かかる場合があります。
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのクラウドバックアップスクリプトと連携する場合、アーカイブからのデータ取出し処理を開始してから取り出したデータの解放処理が完了するまで間、クラウドバックアップスクリプトは実行できません。その間は、クラウドバックアップスクリプトの実行がエラー終了します。
アーカイブから取り出したデータの解放手順
CSG Web GUIで、グローバルペインの[アーカイブ]をクリックします。
「アーカイブ一覧」画面が表示されます。
操作対象のアーカイブのラジオボタンをクリックしたあと、右側のアクションにある[解放]をクリックします。
確認画面が表示されます。
表示されているアーカイブのデータを解放して問題ないことを確認したあと、[完了]ボタンをクリックします。
「アーカイブ一覧」画面を確認します。
操作対象のアーカイブの状態が"Releasing"と表示されていることを確認し、アーカイブから取り出したデータの解放処理が完了するのを待ちます。取り出したデータの解放処理が完了すると、状態が"Archived"と表示されます。
参照
アーカイブから取り出したデータの解放は、CSG REST APIでも可能です。解放方法は、『リファレンスガイド』の「アーカイブ」を参照してください。