ページの先頭行へ戻る
Cloud Storage Gateway V1.4.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

1.2 システム構成

本製品のシステム構成図は、以下のとおりです。

図1.3 単一ネットワークによるシステム構成図

図1.4 複数ネットワークによるシステム構成図


本製品を利用したクラウドストレージへのデータ連携に必要なコンポーネントは、以下のとおりです。

図1.5 コンポーネントの配置図

表1.1 必要なコンポーネントの一覧

コンポーネント名

説明

Cloud Storage Gateway Web GUI

本製品の設定・監視を行うGUIです。詳細は、「1.4.2 ユーザーインターフェイス」を参照してください。

共有フォルダ

クラウドストレージへの入り口となるNASインターフェイスです。

キャッシュ

共有フォルダに書き込まれたデータをクラウドストレージへ転送する前に、一時的にデータを格納しておく領域です。キャッシュは、仮想マシンのローカルディスクに配置されます。
実データに加え、メタデータ(重複排除・圧縮に関する管理データ、およびデータ格納先クラウドストレージ情報などの管理データ)も格納されます。実データは、重複排除・圧縮されたあと、キャッシュに書き込まれます。
キャッシュ領域の確保時に余裕を持たせると、共有フォルダからデータを読み出す際のレスポンス速度の向上が図れます。キャッシュに余裕がある場合、クラウドストレージへ転送済みのデータも継続してキャッシュに保持されるためです。

クラウドプロバイダー

クラウドプロバイダーが提供するクラウドストレージ(FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Object Storage、Amazon S3など)、およびOpenStackによるプライベートクラウドのオンラインストレージ環境を指します。

バケット

クラウドストレージに作成される論理的なストレージ領域です。

データストア

共有フォルダに書き込まれたデータが、最終的にクラウドストレージ上で保管される領域です。クラウドストレージ上のバケット内に作成されます。
データストアには、キャッシュと同様、重複排除・圧縮された実データ、およびメタデータが格納されます。

アーカイブストレージ

クラウドプロバイダーが提供するクラウドストレージのうち、アクセス頻度が低いデータの長期保管に最適化された領域(Amazon S3 Glacierなど)を指します。
アーカイブストレージには、データストアのコピーを保存できます。

アーカイブ

アーカイブストレージに保存されたデータストアのコピーを指します。詳細は、「4.3 アーカイブの運用」を参照してください。