名前
esfadm report collect - レポートの情報の収集
形式
esfadm report collect -all [-test]
コマンドパス
$INS_DIR\Common\bin\esfadm report collect
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVesfcm/bin/esfadm report collect
機能説明
Webコンソールからレポーティング機能を有効にしたストレージのレポート情報を収集して、情報蓄積ファイルに蓄積します。
本コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。
オプション
本オプションは必須です。
レポート情報を収集するボリュームに対して、情報収集コマンドが正常に終了するかを確認します。このため、情報蓄積ファイルにレポート情報は蓄積されません。
情報収集されるストレージを確認する場合や、異常時の対応後に正常に終了するかを確認する場合に、本オプションを指定します。
出力情報
収集したレポート情報を情報蓄積ファイルに蓄積
ボリュームに関する情報を情報蓄積ファイルに出力します。
コマンド実行画面にメッセージを出力
レポート情報が収集されたストレージ名を含むメッセージを出力します。
ETERNUS SFの操作履歴
操作に関する以下の情報を出力します。
出力項目 | 出力内容 |
---|---|
日付 | 処理実行日時 |
ユーザーID | 実行ユーザー |
アクション | Collect Report Information (CLI) |
状態 | Submit、Start、またはComplete |
結果 | Success、Failed、またはWarning |
対象 | - |
詳細 | 詳細情報 |
メッセージ | エラーメッセージ |
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
収集対象のストレージがStorage1とStorage2の場合
> esfadm report collect -all esrpt00002 The storage information was collected. Storage=Storage1,Storage2
-testオプションを指定し、収集対象のストレージがStorage1とStorage2の場合
> esfadm report collect -all -test esrpt00005 The report data does not collect for test command. esrpt00002 The storage information was collected. Storage=Storage1,Storage2
注意事項
esfadm report createコマンドの実行中に本コマンドを実行すると、本コマンドは待ち状態となります。先に実行されたesfadm report createコマンドが完了すると、本コマンドの待ち状態が解除されて処理を継続します。
本コマンドは同時実行できません。あとから実行したコマンドは、異常終了します。
以下のどれかの場合は、情報収集時間だけを収集して正常終了します。
すべてのストレージでライセンスがない
サーバと接続(ホストアフィニティが有効)しているストレージがない
Webコンソールでレポーティング機能を有効にしたストレージがない
本コマンドが異常終了した場合、コマンドによって途中まで収集されたレポート情報は破棄されます。
(情報蓄積ファイルは、コマンドを実行する前の状態に戻ります。)