管理できる情報は、以下のとおりです。各装置で設定可能な性能監視間隔は、「7.2.3 監視間隔設定」を参照してください。
ファイバーチャネルスイッチの場合
性能情報(単位) | ファイバーチャネルスイッチ | |
---|---|---|
ポート | 送信および受信データ転送量(MB/s) | ○ |
CRCエラー数 | ○ |
ETERNUS ディスクアレイの場合
性能情報 | ETERNUS DX500 S5/S4/S3, | ETERNUS DX60 S5/S4/S3/S2, | |
---|---|---|---|
Logical Volume RAIDグループ | ReadおよびWrite回数(IOPS) | ○ | ○ |
ReadおよびWriteデータ転送量(MB/s) | ○ | ○ | |
ReadおよびWriteのレスポンスタイム(msec) | ○ | ○ | |
Read、Pre-fetchおよびWriteキャッシュヒット率(%) | ○ | ○ | |
Read(Extreme Cache)キャッシュヒット率(%) | ○ | ○ | |
Read(DRAM、Extreme Cache)キャッシュヒット率(%) | ○ | ○ | |
Read QoSディレイタイム(msec) | ○ | ○ | |
Write QoSディレイタイム(msec) | ○ | ○ | |
NASボリューム | ReadおよびWriteスループット(MB/s) | ○ | ○ |
ディスクドライブ | ディスク使用(ビジー)率(%) | ○ | ○ |
CM | 負荷(CPU使用)率(%) | ○ | ○ |
コピー残量(GB) | ○ | ○ | |
CA(注2) | ReadおよびWrite回数(IOPS) | ○ | × |
ReadおよびWriteデータ転送量(MB/s) | ○ | × | |
CM Port(注2) | ReadおよびWrite回数(IOPS) | × | ○ |
ReadおよびWriteデータ転送量(MB/s) | × | ○ | |
装置 | 稼働Disk数(Disk) | ○ | ○ |
消費電力(W) | ○ | ○ | |
温度(℃) | ○ | ○ | |
NASシステム | CPU使用率(%) | ○ | ○ |
CIFS/NFS処理数(ops/s) | ○ | ○ | |
Compressionボリューム(注3) | データ圧縮率(%) | ○ | × |
Unaligned I/O率(%) (注6) | ○ | × | |
Deduplication/Compressionボリューム(注4) | データ圧縮率(%) (注5) | ○ | ○ |
Unaligned I/O率(%) (注6) | ○ | ○ |
注1: 装置にNASオプションが適用されている場合だけ、表示可能です。
注2: FC-Initiatorポートの性能情報は、ETERNUS DX S6/S5 series, DX8900 S4, ETERNUS AF S3 series、またはファームウェア版数がV10L80以降の、ETERNUS DX S4/S3 series (DX8900 S4を除く), ETERNUS AF S2 series, AF seriesの場合だけ、表示可能です。
注3: Compressionが有効な装置だけ、表示可能です。
注4: Deduplication/Compressionが有効な装置だけ、表示可能です。
注5: Deduplicationだけが有効なボリュームの場合、データ圧縮率は表示されません。
注6: ファームウェア版数がV11L40以降の場合は、ReadおよびWriteに対する性能情報が表示されます。ファームウェア版数がV11L40未満の場合は、Writeに対する性能情報が表示されます。
注意
複数の運用管理サーバから1台の装置に対して、同時に性能監視を実施しないでください。対象となる運用管理サーバは、Softek Storage Cruiser、ETERNUS SF Storage Cruiser、およびSystemwalker Resource Coordinatorの運用管理サーバになります。
運用管理サーバと監視対象装置において装置内時刻のずれによって性能グラフ上の時間がずれる現象を防止するため、運用管理サーバと監視対象装置に対してNTP設定を有効にし、装置内時刻を同期させておくことを推奨します。
Storage Cruiserの性能情報をSystemwalker Service Quality Coordinatorで参照できます。ただし、一部サポートしていない性能情報があるため、詳細はSystemwalker Service Quality Coordinatorのマニュアルで確認してください。
性能監視中に監視対象装置が再起動された場合、再起動直後に正しい性能情報を取得できない場合があります。監視対象装置に対して再起動を伴う作業を行う場合は、作業前に性能監視を停止することを推奨します。
ETERNUS ディスクアレイのメインフレームボリュームおよびMVV、SDV、ODX Bufferボリュームに関する性能情報は未サポートです。SDVを含むRAIDグループの性能情報の値は保証できません。RAIDグループ(シン・プロビジョニング、Flexible Tierを除く)の性能情報の値には、ODX Bufferボリュームは含まれません。
ETERNUS ディスクアレイのホストインターフェースであるSASポートおよびNASポートに関する性能情報は未サポートです。
LogicalVolume(LUN)が存在しないETERNUS ディスクアレイの性能監視は、実施できません。
FCIP機能に利用するVEポートの性能情報は未サポートであるため、表示される性能情報の値は保証できません。FCIP機能に利用するVEポートは転送レートを0に設定し、性能監視および閾値監視しないことを推奨します。設定方法は、「A.9 構成情報設定ファイル説明」を参照してください。
ETERNUS DX400 S2 series, DX8000 S2 seriesに対するCM負荷(CPU使用)率では、CPUとROEの使用率を表示します。そのほかのETERNUS ディスクアレイでは、ROEの使用率を表示できません。なお、ROEを搭載していない装置では、ROE が担当する暗号処理とRAID5、RAID6、およびRAID6-FRのパリティ生成処理をCMおよびCM CPUが実施します。
REC Disk Buffered Consistency機能を利用している環境において、RDBの性能情報は表示できません。