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ETERNUS SF Express 16.9.1 / Storage Cruiser 16.9.1 / AdvancedCopy Manager 16.9.1 導入ガイド
FUJITSU Storage

6.2.1 ユーザーアカウントの設定

AdvancedCopy Managerエージェントの機能を使うために、ユーザーアカウントの設定をします。

6.2.1.1 Windowsのユーザーアカウント

AdvancedCopy Managerのコマンドは、OSの管理者権限を持つユーザーだけが実行できます。ここでは、コマンドを実行するユーザーの作成について説明します。

Windows operating systemのユーザーアカウント制御(以降、“UAC”と呼びます)が有効な場合と無効な場合について説明します。

動作条件を以下に示します。

表6.1 アカウントとUACの関係

アカウントの種類

UAC: 有効

UAC: 無効

Administratorアカウント

Administratorsグループに所属するユーザーアカウント

×(注)

標準ユーザーアカウント

×(注)

×

〇: 権限昇格ダイアログを表示せずに動作します。
×: 管理者権限を取得できないため、動作しません。
注: 権限昇格ダイアログを表示し、承認がされたら動作しますが、処理やプログラムが出力するメッセージは表示されません。


UACが有効な場合にAdministratorアカウント以外のすべてのユーザーで実施するときは、以下のどちらかの方法を利用して、管理者権限でプログラムを実行する必要があります。

表6.2 権限昇格ダイアログによる対話処理回避方法

対話処理回避方法

Administratorsグループに
所属するユーザーアカウント

標準ユーザーアカウント

「管理者として実行」を指定してコマンドプロンプトを起動し、開いたコマンドプロンプト上でプログラムを実行

回避可

回避可

タスクスケジューラで「最上位の特権で実行する」を指定して起動

回避可

回避不可

6.2.1.2 Solaris/Linuxのユーザーアカウント

AdvancedCopy Managerのコマンドは、rootユーザーだけが実行可能です。rootユーザーで操作してください。