AdvancedCopy Managerエージェントの機能を使うために、ユーザーアカウントの設定をします。
AdvancedCopy Managerのコマンドは、OSの管理者権限を持つユーザーだけが実行できます。ここでは、コマンドを実行するユーザーの作成について説明します。
Windows operating systemのユーザーアカウント制御(以降、“UAC”と呼びます)が有効な場合と無効な場合について説明します。
UACが有効な場合
Administratorアカウント以外のすべてのユーザー(Administratorsグループに属するアカウントを含む)は、管理者権限を必要とする処理やプログラムの実行時に「権限昇格/承認ダイアログ」が表示されるため、権限昇格の確認および承認を行う必要があります。
UACが無効な場合
管理者権限を必要とする処理やプログラムの実行は、AdministratorアカウントまたはAdministratorsグループに所属するユーザーアカウントで実行する必要があります。
動作条件を以下に示します。
アカウントの種類 | UAC: 有効 | UAC: 無効 |
---|---|---|
Administratorアカウント | 〇 | 〇 |
Administratorsグループに所属するユーザーアカウント | ×(注) | 〇 |
標準ユーザーアカウント | ×(注) | × |
〇: 権限昇格ダイアログを表示せずに動作します。
×: 管理者権限を取得できないため、動作しません。
注: 権限昇格ダイアログを表示し、承認がされたら動作しますが、処理やプログラムが出力するメッセージは表示されません。
UACが有効な場合にAdministratorアカウント以外のすべてのユーザーで実施するときは、以下のどちらかの方法を利用して、管理者権限でプログラムを実行する必要があります。
対話処理回避方法 | Administratorsグループに | 標準ユーザーアカウント |
---|---|---|
「管理者として実行」を指定してコマンドプロンプトを起動し、開いたコマンドプロンプト上でプログラムを実行 | 回避可 | 回避可 |
タスクスケジューラで「最上位の特権で実行する」を指定して起動 | 回避可 | 回避不可 |
AdvancedCopy Managerのコマンドは、rootユーザーだけが実行可能です。rootユーザーで操作してください。