ポイント
Storage Cruiserエージェント(Linux版)のインストールパラメーターファイルの編集は不要です。
アップグレードインストールの手順は、本バージョンレベルの『移行ガイド』を参照してください。
Storage Cruiserエージェント(Linux版)のサイレントインストール手順は、以下のとおりです。
作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。
本バージョンレベルのDVD媒体「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (16.9以降) エージェントプログラム & マニュアル」を装置のDVDドライブに挿入し、DVD媒体をマウントします。
以下のコマンド実行例では、DVDドライブのデバイス名を「/dev/cdrom」としています。DVDドライブのデバイス名は、装置によって異なります。
# mount -t iso9660 -r /dev/cdrom <DVDマウントポイント>
以下のサイレントインストール用のコマンドを実行し、インストールします。
<インストールログファイル>に、インストールのログを出力するファイルを絶対パスで指定します。<インストールログファイル>の指定は任意です。
# <DVDマウントポイント>/Agent_unix/Storage_Cruiser/Linux/scagtsilentinstall.sh [-l <インストールログファイル>]
ポイント
インストールログファイルの指定がない場合、/var/tmpディレクトリにscagtsilentinstall.logという名前のインストールログファイルを作成します。
指定したインストールログファイルと同名のファイルが存在する場合、上書きします。
インストールログファイルを格納するディレクトリには、書込み権限のある実在するディレクトリを指定する必要があります。書込み権限がない場合は、プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力を行わずにエラー終了します。
注意
オプションの指定に誤りがあった場合は、エラーメッセージをインストールログファイルに出力して終了します。プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力は行いません。
サイレントインストール用のコマンドを多重実行しないでください。多重実行した場合は、あとから実行したコマンドが異常終了します。このとき、インストールログファイルは作成されません。
インストールが終了すると、プロンプトが表示されます。
DVD媒体をアンマウントします。
# umount <DVDマウントポイント>
DVD媒体をDVDドライブから取り出します。
サイレントインストール用のコマンドの復帰値を確認してください。なお、必要に応じて、インストールログファイルを確認してください。ただし、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が3または9の場合、インストールログファイルは作成されません。コマンドの復帰値の説明は、「D.2 サイレントインストール(Storage Cruiserエージェント)の復帰値」を参照してください。
インストール結果は、インストールログファイルでも確認できます。
インストールログファイルを開き、[ResponseResult]セクションの"ResultCode"を参照してください。"ResultCode"には、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が書き込まれています。
以上で、Storage Cruiserエージェント(Linux版)のインストールは終了です。
「6.1 Storage Cruiserエージェントのセットアップ」を参照して、Storage Cruiserエージェントをセットアップしてください。