ETERNUS DX S2 seriesの装置登録に必要な設定手順は以下のとおりです。
ポイント
本項の設定を実施して運用を開始したあとに製品からETERNUS DX S2 seriesの登録を削除する場合は、設定内容を元に戻す必要があります。設定内容を元に戻す手順は、「付録N ETERNUS DX S2 seriesの装置削除後に必要な作業」を参照してください。
Windows環境の場合
運用管理サーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
ETERNUS SF Managerサービスを停止します。
運用管理サーバをクラスタ運用しない場合
以下のバッチを実行して、ETERNUS SF Managerサービスを停止してください。
> $INS_DIR\Common\bin\Stop_ESFservice.bat
本手順以降において、$INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。
運用管理サーバをクラスタ運用する場合
フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS SF Managerサービスを停止してください。
設定ファイルをバックアップします。以下のファイルをバックアップ先ディレクトリにコピーしてください。
運用管理サーバをクラスタ運用する場合は、プライマリノードおよびセカンダリノードの両方で実施してください。
ファイル | バックアップ先ディレクトリ |
---|---|
$INS_DIR\Common\jre\conf\security\java.security | $INS_DIR\Common\sys\tomcat\webapps\esf\WEB-INF\config |
$INS_DIR\CCM\jre\conf\security\java.security | $INS_DIR\CCM\tools |
以下のファイルをコピー先ファイルに上書きコピーしてください。
運用管理サーバをクラスタ運用する場合は、プライマリノードおよびセカンダリノードの両方で実施してください。
コピー元ファイル | コピー先ファイル |
---|---|
$INS_DIR\Common\sys\tomcat\webapps\esf\WEB-INF\config\java.security.forS2.windows | $INS_DIR\Common\jre\conf\security\java.security |
$INS_DIR\CCM\tools\java.security.forS2.windows | $INS_DIR\CCM\jre\conf\security\java.security |
ETERNUS SF Managerサービスを開始します。
運用管理サーバをクラスタ運用しない場合
以下のバッチを実行して、ETERNUS SF Managerサービスを開始してください。
> $INS_DIR\Common\bin\Start_ESFservice.bat
運用管理サーバをクラスタ運用する場合
フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS SF Managerサービスを開始してください。
Solaris環境、Linux環境の場合
運用管理サーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。
ETERNUS SF Managerデーモンを停止します。
運用管理サーバをクラスタ運用しない場合
以下のコマンドを実行して、ETERNUS SF Managerデーモンを停止してください。
# /opt/FJSVesfcm/bin/stopesf.sh
運用管理サーバをクラスタ運用する場合
使用しているクラスタソフトウェアを利用して、ETERNUS SF Managerデーモンを停止してください。
設定ファイルをバックアップします。以下のファイルをバックアップ先ディレクトリにコピーしてください。
運用管理サーバをクラスタ運用する場合は、プライマリノードおよびセカンダリノードの両方で実施してください。
Solaris環境の場合
ファイル | バックアップ先ディレクトリ |
---|---|
/opt/FJSVesfcm/JRE/lib/security/java.security | /opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config |
/opt/FJSVccm/jre/lib/security/java.security | /opt/FJSVccm/tools |
コマンド実行例は以下のとおりです。
# cp -p /opt/FJSVesfcm/JRE/lib/security/java.security /opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config/ # cp -p /opt/FJSVccm/jre/lib/security/java.security /opt/FJSVccm/tools/
Linux環境の場合
ファイル | バックアップ先ディレクトリ |
---|---|
/opt/FJSVesfcm/JRE/conf/security/java.security | /opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config |
/opt/FJSVccm/jre/conf/security/java.security | /opt/FJSVccm/tools |
コマンド実行例は以下のとおりです。
# cp -p /opt/FJSVesfcm/JRE/conf/security/java.security /opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config/ # cp -p /opt/FJSVccm/jre/conf/security/java.security /opt/FJSVccm/tools/
以下のファイルをコピー先ファイルに上書きコピーしてください。
運用管理サーバをクラスタ運用する場合は、プライマリノードおよびセカンダリノードの両方で実施してください。
Solaris環境の場合
コピー元ファイル | コピー先ファイル |
---|---|
/opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config/java.security.forS2.solaris | /opt/FJSVesfcm/JRE/lib/security/java.security |
/opt/FJSVccm/tools/java.security.forS2.solaris | /opt/FJSVccm/jre/lib/security/java.security |
コマンド実行例は以下のとおりです。
# cp -p /opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config/java.security.forS2.solaris /opt/FJSVesfcm/JRE/lib/security/java.security # cp -p /opt/FJSVccm/tools/java.security.forS2.solaris /opt/FJSVccm/jre/lib/security/java.security
Linux環境の場合
コピー元ファイル | コピー先ファイル |
---|---|
/opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config/java.security.forS2.linux | /opt/FJSVesfcm/JRE/conf/security/java.security |
/opt/FJSVccm/tools/java.security.forS2.linux | /opt/FJSVccm/jre/conf/security/java.security |
コマンド実行例は以下のとおりです。
# cp -p /opt/FJSVesfcm/tomcat/webapps/esf/WEB-INF/config/java.security.forS2.linux /opt/FJSVesfcm/JRE/conf/security/java.security # cp -p /opt/FJSVccm/tools/java.security.forS2.linux /opt/FJSVccm/jre/conf/security/java.security
ETERNUS SF Managerデーモンを起動します。
運用管理サーバをクラスタ運用しない場合
以下のコマンドを実行して、ETERNUS SF Managerデーモンを起動してください。
# /opt/FJSVesfcm/bin/startesf.sh
運用管理サーバをクラスタ運用する場合
使用しているクラスタソフトウェアを利用して、ETERNUS SF Managerデーモンを起動してください。