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ETERNUS SF Express 16.9.1 / Storage Cruiser 16.9.1 / AdvancedCopy Manager 16.9.1 導入ガイド
FUJITSU Storage

3.6 ETERNUS SF Manager(Linux版)の対話型インストール手順

ETERNUS SF Manager(Linux版)の対話型インストールには、以下の2通りがあります。

注意

  • 環境変数PATHの値が800文字を超える場合は、800文字以下の値に変更してから、インストールしてください。

  • インストール時に、インストール先ディレクトリは変更できません。

  • インストール後に、インストール先ディレクトリのリネーム、移動、および削除を行わないでください。

  • インストールの過程において、ETERNUS SFシステムが内部で使用する、OSのユーザーアカウント(esfpostgres)が追加されます。
    本アカウントはETERNUS SFシステムの動作に必要なため、パスワード以外の変更やアカウントの削除を行わないでください。
    パスワードを変更する場合は、「4.1.1.4 esfpostgresユーザーのパスワード変更手順」を参照してください。

参考

以下の定義行が/etc/servicesファイルに記述されていた場合、この行はインストールの過程で削除されますが、本製品の動作に影響はありません。

stgxfws    1226/udp

ETERNUS SF Manager(Linux版)の対話型インストール手順は、以下のとおりです。

  1. 作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。

  2. ローカルファイルシステムがマウントされていることを確認します。
    マウントされていない場合は、以下のコマンドを実行してローカルファイルシステムをマウントします。

    # mount -a
  3. 本バージョンレベルのDVD媒体「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Linux 64bit版) (16.9以降) マネージャープログラム (2/2)」を、DVDドライブに挿入します。

  4. DVD媒体をマウントします。

    # mount -t iso9660 -r /dev/cdrom <DVDマウントポイント>
  5. インストール用コマンドの格納ディレクトリに移動します。

    # cd <DVDマウントポイント>/Manager_unix
  6. インストールシェルを実行します。

    • デフォルトインストールの場合

      # ./esfinstall.sh
    • カスタムインストールの場合
      <インストールパラメーターファイル>に、任意の場所に配置したインストールパラメーターファイルを絶対パスで指定します。

      # ./esfinstall.sh -s <インストールパラメーターファイル>
  7. 使用許諾契約情報が表示されます。
    表示されている内容を確認して、問題がない場合は、以下の問合せに対して"y"を入力します。

    Do you accept the terms of the above License Agreement? (default: n) [y,n]:
  8. インストール情報が表示されます。
    インストールを続行する場合は"y"を、中断する場合は"q"を入力します。

      Setting of installation parameter file.
    
        Installation_function:   ETERNUS SF Manager
        Port number
    ETERNUS_SF_Manager_Apache_service: 9855 Communications_service_1: 1226 Communications_service_2: 4917 Repository_service: 15432 Internal_port_1: 28005 Internal_port_2: 28009 Internal_port_3: 28443 Internal_port_4: 24916 Internal_port_5: 24917 Management_server_IP_address: esfpostgres_UID: StartService: yes Do you want to continue the installation? [y,q]:
  9. インストールに成功すると、以下のメッセージが出力されます。

    INFO: ETERNUS SF was installed successfully.

    インストール中にエラーが発生すると以下のメッセージが表示され、ETERNUS SF Managerを構成するソフトウェアはインストールされません。

    • ポート番号が重複していた場合

      ERROR: The specified port number is duplicate with following service.:
              foo  9855/tcp
      ERROR: Installation has failed.

      対処: ポート番号が重複しないようにインストールパラメーターファイルを設定し、カスタムインストールを行ってください(手順6参照)。

    • FJSVccmなどがすでにインストールされていた場合

      ERROR: The following product has been already installed on this system.:
              ETERNUS SF AdvancedCopy Manager Copy Control Module
      
      ERROR: Installation has failed.

      対処: すでにインストールされているソフトウェア(この場合は FJSVccm)をアンインストールしてください。

  10. DVD媒体内以外のディレクトリに移動します。移動例を以下に示します。

    # cd
  11. DVD媒体をアンマウントします。

    # umount /dev/cdrom
  12. DVD媒体をDVDドライブから取り出します。


以上で、ETERNUS SF Manager(Linux版)のインストールは終了です。

ポイント

インストールパラメーターファイルに運用管理サーバのIPアドレスが指定されていない場合は、インストール時に運用管理サーバのIPアドレスが自動設定されます。インストール完了後、必要に応じてIPアドレスを変更してください。IPアドレスの変更方法は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Linux版)』の「運用管理サーバのIPアドレスの変更」を参照してください。