ETERNUS SF Express 16.9.1 / Storage Cruiser 16.9.1 / AdvancedCopy Manager 16.9.1 導入ガイド

2.4.4 運用に必要な資源

2.4.4.1 動的ディスク容量

AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.4.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

Windows環境の場合

ディレクトリ名称	必要量(単位: MB)	説明
環境設定ディレクトリ	管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合 (a ＋ 35 × b) ÷ 1024	a: バックアップボリューム数です。 b: 業務ボリューム数です。 c: レプリケーション運用に使用する複製元/複製先ボリュームのペア数です。 d: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数です。
	管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合 ((a ＋ 35 × b) ＋ (b ＋ 0.5 × d)) ÷ 1024
	管理対象サーバでレプリケーション運用を実施する場合 (1.1 × c) ÷ 1024
作業用ディレクトリ	1128 ＋ e	e: 『AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Windows版)』の「ボリュームロックエラー調査機能について」で出力される保存ファイルの総容量です。「使用中ロックエラー」1回当たり、バックアップボリューム数、業務ボリューム数、および複製元/複製先ボリュームのペア数ごとに約数百KB～2MBが出力されます。ボリューム1個当たりの保存ファイルの容量を2MBと想定し、「使用中ロックエラー」がn回発生したとすると、eの容量は以下の計算式で求められます。 e ＝ (a ＋ b ＋ 2 × c) × 2MB × n回

Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境の場合

ディレクトリ名称	必要量(単位: MB)			説明
	Solaris	Linux	HP-UX
Fixed configuration directory	(a ＋ 35 × b) ÷ 1024	(a ＋ 35 × b) ÷ 1024	(a ＋ 35 × b) ÷ 1024	管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合に必要な容量です。
Fixed configuration directory	((a ＋ 35 × b) ＋ (b ＋ 0.5 × c)) ÷ 1024	((a ＋ 35 × b) ＋ (b ＋ 0.5 × c)) ÷ 1024	対象外	管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合に必要な容量です。
Fixed configuration directory	(1.1 × d) ÷ 1024	(1.1 × d) ÷ 1024	(1.1 × d) ÷ 1024	管理対象サーバでレプリケーション運用を実施する場合に必要な容量です。
Fixed configuration directory	0.1	0.1	0.1	必須容量です。
Modifying configuration directory	7	7	5	必須容量です。
/var	1070	1070	49	必須容量です。

• “Fixed configuration directory”は、本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定用ファイルのインストール先ディレクトリです。

• “Modifying configuration directory”は、本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ファイル(ログファイル、一時ファイルなど)のインストール先ディレクトリです。

• a: バックアップボリューム数

• b: 業務ボリューム数

• c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数

• d: レプリケーション運用に使用する複製元/複製先ボリュームのペア数

2.4.4.2 メモリー容量

AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、インストール対象のサーバに以下のメモリー容量が必要です。

OS種別	必要量(単位: MB)
Windows Solaris Linux HP-UX	64

2.4.4.3 スワップ容量

AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、以下のスワップ容量が必要です。

OS種別	必要量(単位: MB)
Windows	－
Solaris Linux HP-UX	15