バーコード印刷は、印刷倍率設定で100%が選択されている場合のみ可能です。サポートするオーダ、およびバーコード種別は以下のとおりです。
範囲指定なし(BCP)オーダ:
NW-7
JAN標準
JAN短縮
Code 3 of 9
INDUSTRIAL 2 OUT OF 5
INTERLEAVED 2 OF 5
カスタマバーコード
範囲指定あり(RBCP)オーダ:
NW-7
JAN標準/EAN-8
JAN短縮
Code 3 of 9
INDUSTRIAL 2 OUT OF 5
INTERLEAVED 2 OF 5
物流用標準
物流用拡張
カスタマバーコード
コンビニ向けEAN-128 (NPREMU印刷機能では未サポート)
留意事項
範囲指定ありの場合、指定範囲内に印刷するバーコードの大きさはバーコード印刷をサポートする装置(OPR/Kシリーズプリンタ)により異なります。このため、OPR/Kシリーズプリンタに比べてバーコードの大きさが多少違うことがあります。特に、指定された範囲が大き過ぎる場合(帳票設計の誤り時)に、OPR/Kシリーズプリンタではハード的制約のため一定の大きさ以上にバーコードは大きくなりませんが、List Managerでは無限に大きくなります。指定された範囲が小さい場合も同様に小さくなります。
物流用バーコードのベアラーバーは4.8mm固定です。
使用するプリンタにより読み取り精度が違うので必ず運用前に読み取りテストを行うようにします。読み取れない時はサイズ調整を帳票設計時に行います。
郵便用バーコードの1桁は9ポイント(240dpiで30ドット)で印刷します。
範囲指定あり(RBCP)オーダ時の横幅・高さの目安は以下のとおりです。(240dpi時)
バーコードの項目領域長
各バーコードの項目領域長について説明します。
各バーコード種別の項目領域長は、キャラクタ幅:m、スタート/ストップ幅:p、項目長(キャラクタ数):nとすると、以下の計算式で求めることができます。
項目領域長(1/1440インチ)= m×n+p+クワイエットゾーン
各キャラクタ幅、スタート/ストップ幅は、以下のとおりです。
バーコード種類 | 項目領域長(1/1440インチ) 上段:キャラクタ幅(キャラクタ間スペース含む)/ |
---|---|
Code 3 of 9 | 基本モジュール幅(I)×16 |
キャラクタ幅×2 | |
INDUSTRIAL 2 OUT OF 5 | 基本モジュール幅(I)×14 |
基本モジュール幅(I)×19 (スタート=I×10、ストップ=I×9) | |
INTERLEAVED 2 OF 5 | 基本モジュール幅(I)×9 |
基本モジュール幅(I)×9 (スタート=I×4、ストップ=I×5) | |
NW-7 | 1)文字が0~9、ー、$の場合 基本モジュール幅(I)×14 2)1)以外 基本モジュール幅(I)×16 |
基本モジュール幅(I)×16×2 | |
JAN標準 JAN短縮 | 基本モジュール幅(I)×7 |
基本モジュール幅(I)×11 (レフトガードバー=I×3 センターバー=I×5 ライトガードバー=I×3) |
注意
この数値にはクワイエットゾーンが含まれません。
クワイエットゾーンの幅は以下のとおりです。
両端に次に示すいずれかの大きいサイズ
基本モジュール幅×10 か 2.54mm
右側に基本モジュール幅×11, 左側に基本モジュール幅×7
右側に基本モジュール幅×7, 左側に基本モジュール幅×7
下記に示す計算方法に従いプリンタ解像度240/400dpiで推奨する項目領域長は次のとおりです。
詳しくは、下記“計算方法”を参照してください。
バーコード種別 | モジュール幅基準値 | 240dpi | 400dpi |
---|---|---|---|
Code 3 of 9 | 0.191mm | 規格 ((n*18)+20)*12 推奨 ((n*18)+20)*18 | 推奨 ((n*18)+20)*11 |
INTERLEAVED 2 OF 5 | 0.191mm | 規格 ((n*9)+20)*12 推奨 ((n*9)+20)*18 | 推奨 ((n*16)+20)*11 |
物流用標準 | 1.016mm 0.635mm(最小) | 推奨 8430 5058 | 推奨 8149 5058 |
物流用拡張 | 1.016mm 0.635mm(最小) | 推奨 9390 5634 | 推奨 9077 5634 |
NW-7 | 0.191mm | 規格 ((n*16)+20)*12 推奨 ((n*16)+20)*18 | 推奨 ((n*16)+20)*11 |
JAN標準 | 0.33mm | 推奨 2034 | 推奨 2034 |
JAN短縮 | 0.33mm | 推奨 1458 | 推奨 1458 |
単位: 1/1440インチ
注意
物流用標準と物流用拡張の最小は、モジュール幅の基準値としての最小値(0.635mm)をもとに計算しています。
計算方法
m (mm)
X (dot)
I (1/1440inch)
r (dpi)とすると、
モジュール幅ドット数(X) = ( m * r ) / 25.4 を求めます。
注意
実際に計算するときは整数にするため分母分子を1000倍します。
求めた結果は四捨五入で整数にします。
ここでモジュール幅が2dot以下ならば推奨する幅を3dotにします。
そのままの幅で計算した場合の数値を表中では規格としています。
モジュール幅(I) = ( X * 1440 ) / r を求めます。
注意
後でドット数を計算する際、切り捨てられるため小数点以下は切り上げします。
Iの値より「範囲指定なし(基本モジュール幅指定時)」を利用して項目領域長を計算します。
(例) JAN標準で240dpiの場合
X = ( 330 * 240 ) / 25400 = 3.118...
X = 3(dot)とする。
I = ( 3 * 1440 ) / 240 = 18
項目領域長= 18 * ( 7 * 12 + 11 + 18 ) = 18 * 113 = 2034
↑
クワイエットゾーン部分