印刷資源とは、オーバレイ、FCB/LPCI、フォント、およびVSP固有資源のことを指します。
ホスト帳票連携機能で扱う印刷資源には、以下の種類があります。
オーバレイとは、印刷データに対する固定部分のデータ(枠線、見出し文字、網掛けパターンなど)のことです。オーバレイは、フォームオーバレイとも呼ばれます。
ホスト帳票連携機能で扱うオーバレイには以下の種類があります。
種類 | 説明 |
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KOL1 | JEF 形式 (グローバルサーバのNLP やCLP などのJEF 印刷装置で使用するドットパターン形式)のオーバレイ。形式として、PLOP/X形式とADJUST形式がある。 |
KOL2 | K シリーズ、GP6000、およびPRIMERGY の印刷装置で使用するベクトル形式のオーバレイ |
KOL5 | JEF/AP 形式 (グローバルサーバのJEF/AP 印刷装置で使用するベクトル形式)のオーバレイ |
KOL6 | PowerFORMやList Creator デザイナで作成したベクトル形式のオーバレイ |
オーバレイを生成する製品としては、グローバルサーバの「ADJUST」、Windowsの「FORM」、「List Creator デザイナ」があります。
FCB/LPCIとは、印刷データの行情報、改ページなどを制御する情報のことです。
FCB/LPCIの種類は、NLP用FCB/LPCI、JEF/AP用FCB/LPCIがあります。FCB/LPCIを生成する製品としては、グローバルサーバの「ADJUST」があります。
●フォント
フォントとは、帳票の出力に使用するための文字であり、標準で定義されている文字を内字といいます。
標準で定義されていない文字は外字といいます。外字には利用者定義文字やJEF拡張漢字などがあります。
「Charset Manager Standard Edition」では、外字を各プラットフォームで提供されているフォントシステム単位に管理します。
Charset Managerでは、外字を生成することが可能です。
1バイト系の英数字・カナデータの文字は、EBCDICコード表に定められています。文字配列テーブルモジュールは、この表に相当するもので、利用者固有のコード表を作成する場合に使用されます。システムに既定の文字配列テーブルがあります。
図形文字変更モジュールは、文字配列テーブルモジュールから対応付けられている文字パターン収容機構(WCGM)内の文字パターンを変更するものです。文字パターン収容機構(WCGM)内にロードされたシステムフロッピーの文字セット、またはライブラリ文字セットモジュールの一部の文字パターンを、別の文字パターンに置き換えるものです。
ライブラリ文字セットモジュールは、文字配列テーブルモジュールと組み合わせて使用するものです。プリンタ装置が備えている1バイト系の文字パターン収容機構(WCGM)にロードされて使用されます。
XTB1、GRPH、LCM1を生成する製品としては、グローバルサーバの「ADJUST」があります。