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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

A.1.2 COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合

帳票配信型の運用における帳票資源の指定方法について、以下の表に示します。

ここでは、帳票資源の転送元と転送先を(【転送元】⇒【転送先】)の形式で表記しています。

帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票資源を転送することを示す場合、(【管理】⇒【出力】)と表記しています。

帳票配信型における帳票資源の指定方法(COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合)

帳票資源

配置場所(配置先コンピュータ)

配置場所の指定方法

帳票定義情報(*1)(*2)

帳票定義体および画面帳票定義体

転送する

(【管理】⇒【出力】)

帳票管理サーバ

以下の優先順序で有効になります。

1)環境変数「ファイル識別名」で指定したプリンタ情報ファイルのMEDDIRキーワード

2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプションで指定したプリンタ情報ファイルのMEDDIRキーワード

3)帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbMedDirキー

4)ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントディレクトリ

転送しない(*3)

帳票出力サーバと帳票管理サーバ

帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMedDirキー

オーバレイ

転送する

(【管理】⇒【出力】)

帳票管理サーバ

以下の優先順序で有効になります。

1)環境変数「ファイル識別名」で指定したプリンタ情報ファイルのOVLPDIRキーワード

2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプションで指定したプリンタ情報ファイルのOVLPDIRキーワード

3)帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbOvdDirキー

4)ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントディレクトリ

転送しない(*3)

帳票出力サーバと帳票管理サーバ

帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbOvdDirキー

組込みメディア
(メディアデータファイル)

(*4)

転送する

(【管理】⇒【出力】)

帳票管理サーバ

以下の優先順序で有効になります。

1)環境変数「ファイル識別名」で指定したプリンタ情報ファイルのMEDIADIRキーワード

2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプションで指定したプリンタ情報ファイルのMEDIADIRキーワード

3)ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントディレクトリ

転送しない(*5)

帳票出力サーバと帳票管理サーバ

帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMediaDirキー

初期化
ファイル

プリンタ情報ファイル

帳票管理サーバ

以下の優先順序で有効になります。

1)環境変数「ファイル識別名」

2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプション

印刷属性ファイル

以下の優先順序で有効になります。

1)環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE

2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtatrfileオプション

電子帳票情報ファイル(*6)

以下の優先順序で有効になります。

1)環境変数LM_LW_ATTRIBUTE_FILE

2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-lwatrfileオプション

PDF文書情報ファイル

以下の優先順序で有効になります。

1)環境変数LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE

2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-pdfatrfileオプション

フォントファイル

出力方法がPDFファイルの
場合

帳票出力サーバ

環境設定で登録したフォントファイル名

PDFメール配信時のメールに添付するファイル

帳票管理サーバ

メールに添付するファイルがテキストファイルの場合
環境変数LM_MLF_ATTACHMENTS_TEXT

メールに添付するファイルがバイナリファイルの場合
環境変数LM_MLF_ATTACHMENTS_BINARY

PDFメールテンプレートファイル

帳票管理サーバ

環境変数LM_MLF_TEXTTEMPLATE

    【管理】:帳票管理サーバ
    【出力】:帳票出力サーバ


*1:
COBOLアプリケーション連携機能を使用する場合、ユーザアプリケーションの実行時は必ず帳票定義情報が帳票管理サーバに必要となります。

*2:
帳票管理サーバから帳票出力サーバへの帳票定義情報の転送については、帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbRscSendModeキーで指定します。詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。

*3:
帳票出力サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票出力する場合、帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリおよびオーバレイ格納ディレクトリ(帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMedDir キーおよびLmcbOvdDirキー)の指定が有効となるよう、以下の条件を満たすように指定してください。
    ・帳票管理サーバの環境設定ファイルで、帳票定義情報の管理モードを
      使用しない設定を行う(LmcbRscManageModeキーを「0」と指定する)
    ・帳票管理サーバの環境設定ファイルで、帳票出力時に帳票定義情報を
      転送しない設定を行う(LmcbRscSendModeキーを「0」と指定する)

また、帳票出力サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票出力する場合は、帳票管理サーバにも同じ帳票定義情報を配置する必要があります。

*4:
帳票管理サーバから帳票出力サーバへの組込みメディアの転送については、帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbRscSendModeキーで指定します(帳票定義情報を「転送する」と指定した場合、組込みメディアも転送されます)。

詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。

*5:
帳票出力サーバに配置した組込みメディアを使用して帳票出力する場合、帳票出力サーバの組込みメディア格納ディレクトリ(帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMediaDirキー)の指定が有効となるよう、以下の条件を満たすように指定してください。
    ・帳票管理サーバの環境設定ファイルで、帳票出力時に帳票定義情報(組込みメディアを含む)を
      転送しない設定を行う(LmcbRscSendModeキーを「0」と指定する)

また、帳票出力サーバに配置した組込みメディアを使用して帳票出力する場合は、帳票管理サーバにも同じ組込みメディアを配置する必要があります。

*6:
本ファイルは、Interstage List Manager互換で使用するファイルです。