帳票配信型の運用における帳票資源の指定方法について、以下の表に示します。
ここでは、帳票資源の転送元と転送先を(【転送元】⇒【転送先】)の形式で表記しています。
帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票資源を転送することを示す場合、(【管理】⇒【出力】)と表記しています。
帳票配信型における帳票資源の指定方法(COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合)
帳票資源 | 配置場所(配置先コンピュータ) | 配置場所の指定方法 | ||
---|---|---|---|---|
帳票定義情報(*1)(*2) | 帳票定義体および画面帳票定義体 | 転送する (【管理】⇒【出力】) | 帳票管理サーバ | 以下の優先順序で有効になります。 1)環境変数「ファイル識別名」で指定したプリンタ情報ファイルのMEDDIRキーワード 2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプションで指定したプリンタ情報ファイルのMEDDIRキーワード 3)帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbMedDirキー 4)ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントディレクトリ |
転送しない(*3) | 帳票出力サーバと帳票管理サーバ | 帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMedDirキー | ||
オーバレイ | 転送する (【管理】⇒【出力】) | 帳票管理サーバ | 以下の優先順序で有効になります。 1)環境変数「ファイル識別名」で指定したプリンタ情報ファイルのOVLPDIRキーワード 2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプションで指定したプリンタ情報ファイルのOVLPDIRキーワード 3)帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbOvdDirキー 4)ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントディレクトリ | |
転送しない(*3) | 帳票出力サーバと帳票管理サーバ | 帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbOvdDirキー | ||
組込みメディア (*4) | 転送する (【管理】⇒【出力】) | 帳票管理サーバ | 以下の優先順序で有効になります。 1)環境変数「ファイル識別名」で指定したプリンタ情報ファイルのMEDIADIRキーワード 2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプションで指定したプリンタ情報ファイルのMEDIADIRキーワード 3)ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントディレクトリ | |
転送しない(*5) | 帳票出力サーバと帳票管理サーバ | 帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMediaDirキー | ||
初期化 | プリンタ情報ファイル | 帳票管理サーバ | 以下の優先順序で有効になります。 1)環境変数「ファイル識別名」 2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtinfofileオプション | |
印刷属性ファイル | 以下の優先順序で有効になります。 1)環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILE 2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-prtatrfileオプション | |||
電子帳票情報ファイル(*6) | 以下の優先順序で有効になります。 1)環境変数LM_LW_ATTRIBUTE_FILE 2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-lwatrfileオプション | |||
PDF文書情報ファイル | 以下の優先順序で有効になります。 1)環境変数LM_PDF_ATTRIBUTE_FILE 2)帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-pdfatrfileオプション | |||
フォントファイル | 出力方法がPDFファイルの | 帳票出力サーバ | 環境設定で登録したフォントファイル名 | |
PDFメール配信時のメールに添付するファイル | 帳票管理サーバ | メールに添付するファイルがテキストファイルの場合 メールに添付するファイルがバイナリファイルの場合 | ||
PDFメールテンプレートファイル | 帳票管理サーバ | 環境変数LM_MLF_TEXTTEMPLATE |
【管理】:帳票管理サーバ
【出力】:帳票出力サーバ
*1:
COBOLアプリケーション連携機能を使用する場合、ユーザアプリケーションの実行時は必ず帳票定義情報が帳票管理サーバに必要となります。
*2:
帳票管理サーバから帳票出力サーバへの帳票定義情報の転送については、帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbRscSendModeキーで指定します。詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
*3:
帳票出力サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票出力する場合、帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリおよびオーバレイ格納ディレクトリ(帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMedDir キーおよびLmcbOvdDirキー)の指定が有効となるよう、以下の条件を満たすように指定してください。
・帳票管理サーバの環境設定ファイルで、帳票定義情報の管理モードを
使用しない設定を行う(LmcbRscManageModeキーを「0」と指定する)
・帳票管理サーバの環境設定ファイルで、帳票出力時に帳票定義情報を
転送しない設定を行う(LmcbRscSendModeキーを「0」と指定する)
また、帳票出力サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票出力する場合は、帳票管理サーバにも同じ帳票定義情報を配置する必要があります。
*4:
帳票管理サーバから帳票出力サーバへの組込みメディアの転送については、帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmcbRscSendModeキーで指定します(帳票定義情報を「転送する」と指定した場合、組込みメディアも転送されます)。
詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
*5:
帳票出力サーバに配置した組込みメディアを使用して帳票出力する場合、帳票出力サーバの組込みメディア格納ディレクトリ(帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMediaDirキー)の指定が有効となるよう、以下の条件を満たすように指定してください。
・帳票管理サーバの環境設定ファイルで、帳票出力時に帳票定義情報(組込みメディアを含む)を
転送しない設定を行う(LmcbRscSendModeキーを「0」と指定する)
また、帳票出力サーバに配置した組込みメディアを使用して帳票出力する場合は、帳票管理サーバにも同じ組込みメディアを配置する必要があります。
*6:
本ファイルは、Interstage List Manager互換で使用するファイルです。