List Creatorコネクタ連携時の注意事項を以下に示します。
●アプリケーションサーバの注意事項
List Creatorコネクタ連携時の、アプリケーションサーバの注意事項を以下に示します。
PDFファイルまたはOWFファイルが格納されるフォルダのアクセス権が、アプリケーションサーバ側のList Creatorコネクタ連携機能のサービスがアプリケーションサーバに配置するPDFファイルまたはOWFファイルのアクセス権として引き継がれます。
List Creatorコネクタ連携時、アプリケーションサーバのファイルの格納先として指定できるのはローカルディスクのみです。ネットワークドライブ、UNC指定(\\コンピュータ名\共有名\ディレクトリ名)、またはリムーバブルディスクを格納先として指定しないでください。
ファイルパスまたはディレクトリパスに全角文字、半角カナ文字は指定できません。
アプリケーションサーバ(Windows)から帳票管理サーバにファイルを転送する場合、指定できる最大のパスの長さは以下のとおりです。
帳票管理サーバがWindowsの場合
最大のパスの長さ=176バイト-(List Worksインストールフォルダの長さ+12)
以下に、最大のパスの長さの計算例を示します。
例:List Worksインストールフォルダが「C:\ListWorks」の場合
176バイト- (12バイト+12バイト) = 152バイト
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
259バイト
●帳票管理サーバがWindows/Solaris/Linux共通の注意事項
List Creatorコネクタ連携時の、帳票管理サーバがWindows/Solaris/Linux共通の注意事項を以下に示します。
コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名は同一となるようにネットワークの設定を行ってください。
1台の帳票管理サーバに対して同時に通信できるプロセス数は、環境設定ファイル(DaemonProperty ファイルの「最大同時接続許可数」)に依存します。環境設定で設定した個数以降の帳票出力処理は中断される場合があります。また、1台の帳票管理サーバに対して、アプリケーションサーバが複数台存在する場合はそれぞれのアプリケーションサーバから同時に通信するプロセス数の合計が、環境設定ファイル(DaemonProperty ファイル)の「最大同時接続許可数」まで通信可能となります。
●帳票管理サーバがWindowsの場合の注意事項
List Creatorコネクタ連携時の、帳票管理サーバがWindows固有の注意事項を以下に示します。
List Creatorコネクタ連携中に帳票管理サーバ上で異常が発生した場合、帳票管理サーバ上のイベントログにエラーが通知されます。
帳票管理サーバ上では、List Creatorコネクタ連携機能のサービスのログオンユーザの権限で動作します。
入力データ、メディアデータファイルなどの転送先ディレクトリ(帳票管理サーバの(List Worksインストールフォルダ)\Listmanagerフォルダ配下)には、List Creatorコネクタ連携機能のサービスのログオンユーザがサブディレクトリやファイルを作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権を設定しておいてください。作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権が設定されていない場合、入力データ、メディアデータファイルなどの転送や、帳票の出力に失敗することがあります。
ファイルの格納先として、ネットワークドライブ(UNC 指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、またはリムーバブルディスクを使用しないでください。
●帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合の注意事項
List Creatorコネクタ連携時の、帳票管理サーバがSolaris/Linux固有の注意事項を以下に示します。
List Creatorコネクタ連携中に帳票管理サーバ上で異常が発生した場合、帳票管理サーバ上のシステムログにエラーが通知されます。
帳票管理サーバ上では、List Creatorコネクタ連携機能のデーモンのユーザの権限で動作します。
入力データ、メディアデータファイルなどの転送先ディレクトリ(帳票管理サーバの"/opt/FJSVoast/remoteprint" 配下)には、List Creatorコネクタ連携機能のデーモンのユーザがサブディレクトリやファイルを作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権を設定しておいてください。
作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権が設定されていない場合、入力データ、メディアデータファイルなどの転送や、帳票の出力に失敗することがあります。