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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能PDF運用ガイド

4.3.6 lcchgpasswd(証明書パスワード変更コマンド)

機能説明

証明書の管理環境作成時に使用しているトークンパスワード、トークン情報操作用パスワードを変更したい場合に使用します。

記述形式

コマンド

オプション

lcchgpasswd

-u|-s

[-o [old-password]]

-n [new-password]

([ ] は省略することができます。

オプション

-u:

トークンのパスワードを変更します。環境作成時(lcsetenv コマンド実行時)にトークンのパスワードを明に指定したり(証明書管理環境定義ファイル lccrtmgr.def の説明参照)、すでにこのコマンドで変更したことがある場合は、その際に指定したパスワードを-oオプションで指定する必要があります。なお、パラメタold-password は省略可能です。

-s:

トークン情報操作用パスワードを変更します。環境作成時(lcsetenv コマンド実行時)にトークン情報操作用のパスワードを明に指定したり(証明書管理環境定義ファイルlccrtmgr.def の説明参照)、すでにこのコマンドで変更したことがある場合は、その際に指定したパスワードを-o オプションで指定する必要があります。なお、パラメタold-passwordは省略可能です。

-o [old-password]:

証明書管理環境定義ファイル(lccrtmgr.def の説明参照)のPASSWORD セクションで、USERPIN やSOPIN キーに文字列を明に設定した場合は、その文字列を指定しなければなりません。また、すでにこのコマンドでパスワードを変更したことがある場合も、その際に変更したパスワードを指定してください。old-password を省略した場合は、パスワードを問い合わせます。パスワードは下記の“注意事項”の条件を満たすものでなければなりません。なお、このパラメタは必要がないとき(このコマンド実行前に、明にパスワードを指定したことがない場合)に指定されても無視されます。

-n [new-password]:

変更後のパスワードを指定します。new-password を省略した場合は、パスワードを問い合わせます。パスワードは下記の“注意事項”の条件を満たすものでなければなりません。

復帰値

0:

正常終了

0 以外:

異常終了

参照

lcsetenv、証明書管理環境定義ファイル(lccrtmgr.def)

コマンド格納場所

List Works Print Agent インストールフォルダ\Listmanager¥ListCREATOR¥bin

実行に必要な権限

Administrators 権限で実行してください。

注意事項

パスワードとして設定できるのは、6 ~ 63 文字で、使用できる文字は、以下に示すもののみです。なお、記号の“¥”は、コード0x5C に該当する文字であり、表示する環境によっては「バックスラッシュ」となります。


カテゴリ

文字

英字

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

abcdefghijklmnopqrstuvwxyz

数字

0123456789

記号

! " # % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? [ ¥ ] ^ _ { | } ~

空白

’  ’(半角)

使用例1

トークンパスワードを“userpinpasswd”に変更します。トークンパスワードを明に指定したことは一度もありません。入力するパスワードを画面に表示しません。

lcchgpasswd -u -n
      New UserPIN: ← userpinpasswd と入力します(エコーバックされません)
      Retype:      ← userpinpasswd と入力します(エコーバックされません)

使用例2

トークンパスワードを“newuserpinpasswd”に変更します。lcsetenv コマンド実行時に、証明書管理環境定義ファイルでトークンパスワードを“userpinpasswd”と指定しました。入力するパスワードを画面に表示しません。

lcchgpasswd -u -n
      Old UserPIN: ← userpinpasswd と入力します(エコーバックされません)
      New UserPIN: ← newuserpinpasswd と入力します(エコーバックされません)
      Retype:      ← newuserpinpasswd と入力します(エコーバックされません)

使用例3

トークン情報操作用パスワードを“newsopinpasswd”に変更します。トークン情報操作用パスワードを明に指定したことは一度もありません。

lcchgpasswd -s -n newsopinpasswd

使用例4

トークン情報操作用パスワードを“newsopinpasswd”に変更します。以前、lcchgpasswd コマンドを使って、トークン情報操作用パスワードを“sopinpasswd”に変更しました。入力するパスワードを画面に表示しません。

lcchgpasswd -s -o sopinpasswd -n
New SO-PIN: ← newsopinpasswd と入力します(エコーバックされません)
Retype: ← newsopinpasswd と入力します(エコーバックされません)

実行結果/ 出力形式

標準出力に、メッセージが出力されます。

正常終了時:

メッセージは表示されません。

異常終了時:

パスワードの設定が失敗した旨のメッセージが表示されます。