シングルサーバ運用からマルチサーバ運用へ変更する場合の手順について、説明します。
「既存の帳票管理サーバ」「追加する帳票管理サーバ」「データベースサーバ」「共用ディスク」で必要な作業を以下の表に示します。「データベースサーバ」の手順は、帳票管理サーバで運用しているList Manager管理データベースを、データベースサーバに移行する場合に実施します。
負荷分散装置の設定は、事前に実施してください。
手順 | 帳票管理サーバの追加手順 | 既存の帳票管理サーバ | 追加する帳票管理サーバ | データベースサーバ | 共用ディスク |
---|---|---|---|---|---|
1 | 共用ディスクの準備 | - | - | - | ○ |
2 | List Manager管理データベースの作成 | - | - | ○ | - |
3 | List Managerの停止 | ○ | - | - | - |
4 | List Managerの帳票資源の退避 | ○ | - | - | - |
5 | List Managerの帳票資源の復元 | - | - | ○ | ○ |
6 | List Managerの環境設定の変更 | ○ | - | - | - |
7 | List Managerの起動 | ○ | - | - | - |
8 | List Managerの環境設定 | - | ○ | - | - |
9 | List Managerの起動 | - | ○ | - | - |
○:必要 -:不要
共用ディスクに作成するボリュームのサイズは、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の以下を参照して、運用に合わせたサイズを見積もってください。
“2.2.1 ディスクスペースの見積もり”
“2.3.1 ディスクスペースの見積もり”
“2.4.1 ディスクスペースの見積もり”
1.共用ディスクの準備
帳票データファイル、帳票資源などを格納するためのディレクトリを、共用ディスクに作成します。
共用ディスクの準備の詳細については、以下を参照してください。
⇒“第16章 共用ディスクの環境構築”
2.List Manager管理データベースの作成
データベースサーバにList Manager管理データベースを作成します。
List Manager管理データベースの作成の詳細については、以下を参照してください。
⇒“第17章 List Manager管理データベースの環境構築”
3.List Managerの停止
List Managerを停止します。
List Managerの停止方法は、以下を参照してください。
⇒“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“4.2 List Managerの起動/停止”
4.List Managerの帳票資源の退避
List Managerの帳票データファイル、List Manager管理データベースを退避します。
帳票データファイル、List Manager管理データベースの退避の詳細は、以下を参照してください。
⇒“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“5.2 資源のバックアップ”
5.List Managerの帳票資源の復元
“4. List Managerの帳票資源の退避”で退避した資源を復元します。
- 退避した帳票データファイルを、“1. 共用ディスクの準備”で作成したディレクトリへ復元します。
- List Manager管理データベースを、データベースサーバへ復元します。
復元手順については、以下を参照してください。
⇒“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“5.2 資源のバックアップ”の“List Managerの資源のリストア”
6.List Managerの環境設定の変更
既存の帳票管理サーバで、List Managerの環境設定を実施します。
List Managerの環境設定の詳細は、以下を参照してください。
⇒“第18章 帳票管理サーバの環境構築”
7.List Managerの起動
List Managerを起動します。
List Managerの起動方法は、以下を参照してください。
⇒“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“4.2 List Managerの起動/停止”
8.List Managerの環境設定
追加する帳票管理サーバで、List Managerの環境設定を実施します。
List Managerの環境設定の詳細は、以下を参照してください。
⇒“第18章 帳票管理サーバの環境構築”
9.List Managerの起動
追加する帳票管理サーバで、List Managerを起動します。
List Managerの起動方法は、以下を参照してください。
⇒“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“4.2 List Managerの起動/停止”
上記の手順が完了した後、操作画面で論理あて先一覧画面または帳票一覧画面が操作できるか、また帳票ブラウザで出力指示画面または処理状況照会画面が正常に操作できるかを確認します。