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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

8.7.1 オペレーティングシステムとデータベースの環境変数の設定

List Managerの環境構築を行うために必要な環境変数を設定します。

List Managerをインストールした環境で必要な環境変数を設定します。

注意

List Managerの環境構築時に、以下の環境変数の設定を行わないでください。

  LC_*  (“LC_”から始まる環境変数)

環境変数

設定値

LD_LIBRARY_PATH

以下を追加します。

  • /opt/FSUNrdb2b/lib

  • /opt/FJSVlstm/lib

  • /opt/FJSVoast/lib

PATH

「/opt/FJSVlstm/bin」を追加します。

LANG

List Manager 管理データベースの文字コード系と合致するロケールを指定します。

以下に、設定できる値を示します。

ja_JP.PCK:

Shift-JISコード系

ja_JP.UTF-8:

UNICODE(UTF8)コード系

RDBNAME

「lmrdbsys」を指定します。

SQLRTENV

「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定します。

LD_LIBRARY_PATH(必須)

環境変数「LD_LIBRARY_PATH」は、必ず設定します。

この環境変数には、以下の値を指定してください。

例:Bourne シェルを使用して環境変数LD_LIBRARY_PATHを指定する場合
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FJSVlstm/lib:/opt/FJSVoast/lib:$LD_LIBRARY_PATH
export LD_LIBRARY_PATH

PATH(必要時)

環境変数「PATH」では、運用を行うコマンドの格納フォルダを指定します。

コマンドをコマンド名だけで実行したい場合に、この環境変数に運用を行うコマンドの格納フォルダ(「/opt/FJSVlstm/bin」)を追加してください。

なお、コマンドをフルパスで実行する場合は、この環境変数を指定する必要はありません。

例:Bourne シェルを使用して環境変数PATHを指定する場合
PATH=/opt/FJSVlstm/bin:$PATH
export PATH

LANG(必須)

環境変数「LANG」は、必ず設定します。

この環境変数では、帳票管理サーバの環境設定を行う環境の文字コード系を指定します。

List Manager 管理データベースの文字コード系と合致するロケールを指定してください。

ja_JP.PCK

List Manager管理データベースの文字コード系が、Shift-JISコード系の場合に指定します。

ja_JP.UTF-8

List Manager管理データベースの文字コード系が、UNICODE(UTF8)コード系の場合に指定します。

注意

上記以外の値と異なる値を指定した場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。

例:Bourne シェルを使用して環境変数LANGを指定する場合
Shift-JISコード系の場合
LANG=ja_JP.PCK
export LANG
UNICODE(UTF8)コード系の場合
LANG=ja_JP.UTF-8
export LANG

RDBNAME(必須)

帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する場合には、必ず環境変数「RDBNAME」を設定します。

この環境変数には、「lmrdbsys」を指定してください。

例:Bourne シェルを使用して環境変数RDBNAMEを指定する場合
RDBNAME=lmrdbsys
export  RDBNAME

SQLRTENV(必須)

Symfowareを使用する場合には、必ず環境変数「SQLRTENV」を設定します。

この環境変数には、「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定してください。

例:Bourneシェルを使用して環境変数SQLRTENVを指定する場合
SQLRTENV=/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc
export  SQLRTENV