List Managerで利用する資源には、帳票資源(帳票定義情報、メディアデータファイルなど)やホスト帳票連携機能で利用する論理デバイス定義情報(エミュレーション情報ファイル)などがあります。
List Managerの運用中に異常が発生した場合に備え、List Managerで利用する資源を共用ディスク上に配置する必要があります。資源を共用ディスクに配置しておくことで、運用ノードから待機ノードに切り替わっても運用を引き継ぎ継続できます。
List Managerで利用する資源の配置先となるディレクトリは、共用ディスクのList Manager帳票資源格納用のボリュームに作成してください。
以下に、List Managerで扱う資源の配置先と作成するディレクトリの例を示します。
資源 | 資源の配置先(例) | 備考 | |
---|---|---|---|
/lstm/datafiledir | 帳票データファイルの格納先は、帳票管理サーバの環境設定ファイルで指定します。 | ||
/lstm/pdf | 帳票の出力先は、論理デバイス、またはユーザアプリケーションなどで指定します。
| ||
印刷資源(*1) | 共用ディスクには作成しない | 印刷資源は、運用ノードおよび待機ノードの「/usr/lib/FJSVlp」にそれぞれ配置してください。 | |
論理デバイス定義情報 | エミュレーション情報ファイル(*2) | /lstm/lmmi | エミュレーション情報ファイルの配置先ディレクトリは、運用ノードおよび待機ノードの「/var/opt/FJSVlmmi/device」からシンボリックリンクを設定してください。 |
DFNWTR情報ファイル(*3) | /lstm/lmmi | 論理デバイス定義情報の配置先ディレクトリは、運用ノードおよび待機ノードの「/var/opt/FJSVlmmi/device」からシンボリックリンクを設定してください。 |
*1:
ホスト帳票連携時に必要な資源です。印刷資源の詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”の“第4章 印刷資源”を参照してください。
*2:
ホスト帳票連携時に必要なエミュレーション情報を定義したファイルです。
エミュレーション情報の詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”の“6.1.2 エミュレーション情報登録”を参照してください。
*3:
ホスト帳票連携時に必要なDFNWTR情報を定義したファイルです。
DFNWTR情報の詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”の“6.1.3 DFNWTR情報登録”を参照してください。