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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

1.3.1 帳票管理サーバがWindowsの場合

List Manager管理データベースに「Symfoware」を使用した場合の環境構築手順の概要について示します。

以下の手順では、帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用し、共用ディスクにSymfowareを使用しています。

第2章、第3章、第4章および第5章で説明するクラスタ構築手順は、Windows Server 2008 R2を基本に説明しています。

ポイント

List Manager管理データベース資源、および帳票資源の格納に必要なディスクスペースの見積もりについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“2.2.1 ディスクスペースの見積もり”を参照してください。

クラスタ環境の構築手順

流れ

作業

設定が必要なノード/共用ディスク

参照先

運用
ノード

待機
ノード

共用
ディスク

1)

設計・準備

クラスタ製品(フェールオーバー クラスター)のインストール、クラスターの作成

Windowsシステムのマニュアル

共用ディスクの環境構築

⇒“第2章 共用ディスクの環境構築(帳票管理サーバがWindowsの場合)

2)

インストール(*1)

Symfoware(List Worksに同梱されているSymfoware以外を使用する場合)

製品に添付の“インストールガイド”または“ソフトウェア説明書”

Interstage Application Server

List Works

3)

環境構築(*2)

List Manager管理データベース

⇒“第3章 List Manager管理データベースの環境構築(帳票管理サーバがWindowsの場合)

List Manager

⇒“第4章 帳票管理サーバの環境構築(帳票管理サーバがWindowsの場合)

Webアプリケーションサーバ

⇒“第5章 Webアプリケーションサーバの環境構築(帳票管理サーバがWindowsの場合)

帳票資源の配置

⇒“4.12 帳票資源の配置

○:必要

-:不要

*1:
インストールは、以下の順でインストールしてください。
1)Symfoware(List Worksに同梱されているSymfoware以外を使用する場合)
2)Interstage Application Server
3)List Works
各製品のインストール後は、必ずシステムを再起動してください。

*2:
List Managerをクラスタ環境で運用するために必要な環境構築の手順についてのみ説明します。
List Managerの運用によっては、上記以外にも設定が必要です。
⇒ 詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。

ポイント

  • 帳票配信・出力のユーザアプリケーションの実行中にフェールオーバーが発生した場合、実行中のユーザアプリケーションはエラーとなります。その場合、業務の引き継ぎにより待機ノードが運用ノードに切り替わったあとで、実行中だったユーザアプリケーションを再実行する必要があります。

  • List Managerの操作画面または帳票ブラウザの表示中にフェールオーバーが発生した場合、業務の引き継ぎにより待機ノードが運用ノードに切り替わったあとで、Webアプリケーションサーバへ再接続して運用を継続してください。

List Manager管理データベースにOracleを使用した場合のクラスタ構成の構築については、Oracleシステムのマニュアルを参照してください。