以下に、連携プリンタ使用時の留意事項について示します。
WAN環境で使用すると、以下の問題が発生することがあります。LAN環境で使用することを推奨します。
印刷データを送信する以外にもプリンタ装置上の印刷状態を監視するため、一定間隔でプリンタ装置に問い合わせを行っています。このため、課金をともなうWANの回線を使用すると異常課金となります。
WAN環境ではLAN環境と比較して転送速度が低いため、印刷データの送信に時間を要するとプリンタ装置側への接続が切断されたり、プリンタ装置の状態を正しく取得できなかったりすることがあります。
1台のプリンタ装置に、複数の異なるネットワークプロトコルでの印刷を同時に行わないでください。また、1台のプリンタ装置に、ネットワークボードによる接続やセントロニクスによる接続を同時に行わないでください。
Windowsのプリンタプロパティ画面の[ポート]タブで「双方向サポートを有効にする」が指定可能になっている場合、必ず無効にしてください。
プリンタドライバの機能でプリンタ装置の情報を自動で取得する機能は、正常に動作しないことがあります。その場合、ステータスシートを印刷し、プリンタ装置の情報を手動で設定してください。ステータスシートの印刷方法については、プリンタ装置に添付のマニュアルを参照してください。
以下に、ポートの構成画面において「連続印刷を行う」を有効にした場合の留意事項について示します。
マルチサーバ運用(連携プリンタ)時には、ポートの構成画面の「連続印刷を行う」チェックボックスのチェック指定を、すべての帳票出力サーバで同一にしてください。
連続印刷指定時は、返答メッセージ/応答メッセージの[操作]ボタンが非表示になるため、返答メッセージ/応答メッセージから再開ページ指定およびテスト印刷はできません。
以下の帳票は連続印刷の対象となりません。
複数部数が指定されている帳票
「出力保留」の状態の帳票を出力する場合において、複数部数または印刷範囲ページ数が指定されている帳票
プリンタ装置を電源切断したり、プリンタ装置の操作パネルでリセットしたりした場合、プリンタ装置に送信済みのすべての印刷ドキュメントに対して、メッセージ「プリンタ装置の電源断、またはリセットを検出しました。」が順次出力されます。
印刷ドキュメントの最終ページが印刷中にもかかわらず、メッセージ「プリンタ装置が用紙切れのため印刷できません。」、またはメッセージ「プリンタ装置にて印刷エラーが発生しました。」が表示されることがあります。これらのエラーメッセージは、最終ページで用紙切れとなった場合に表示されます。この場合、プリンタ装置に用紙を補給してください。最終ページが正常に印刷されると自動的にエラーメッセージは消えます。
以下に、CANON製プリンタ使用時の留意事項について示します。
「NetSpot Job Monitor」などの印刷ドキュメントを管理するソフトウェアとは同時に使用できません。
プリンタ装置上でジョブランプが点灯中(印刷中)に操作パネルでオフライン操作後、排出ボタンを押さないでください。「排出」や「排出中止」が行われた場合、ページ抜けが発生したり、印字結果が異常となったりすることがあります。プリンタ装置上で印刷データを削除するには、操作パネル上でソフトリセットを行ってください。
プリンタドライバのスタンプ機能を利用した場合、印刷ドキュメントはRAW形式でスプールされます。このため、簡易プレビューやページ指定保留解除/再印刷などの機能は利用できません。
LBP-930EX、LBP-850、LBP-2160 などの場合
帳票一覧画面で表示される経過ページ数は、プリンタ装置上で印刷されたページ数ではありません。プリンタ装置上で印刷が開始されると、常に最終ページ数が表示されます。
印刷中に削除操作を行った場合、かつプリンタ装置に印刷データが完全に送信されていない場合、印刷途中のデータを削除するために自動的にプリンタ装置の動作がリセットされます。このため、次の印刷ドキュメントの印刷開始時などに、メッセージ「0002 プリンタ装置の準備ができていないため印刷できません。」が表示されることがあります。しばらくすると、メッセージは自動的に消えて印刷が開始されます。
LBP-1910、LBP-1810、LBP-1710、LBP-1610、LBP-1510、LBP-950、LBP-910、LBP-880、LBP-870、LBP-2810、LBP-2710、LBP-2360、LBP-2300、LBP-2260N、LBP-2260、LBP-2220、LBP-2040などの場合
帳票一覧画面で表示される経過ページ数は、プリンタ装置上で印刷されたページ数ではありません。プリンタ装置上で印刷が開始されると、常に最終ページ数が表示されます。
印刷中に削除操作を行った場合、プリンタ装置へ送信済みの印刷データは削除されますが、プリンタ装置で処理されたページは印刷されます。
印刷開始時に、List Works Print Agentインストールフォルダ配下に印刷データをすべてスプールします。印刷するデータ量に応じて、インストールドライブの空きディスク領域を十分に確保してください。また、インストールドライブがNTFS形式の場合、「作業」ディレクトリに対してユーザに「変更」アクセス権を設定してください。
プリンタ装置の操作パネルなどで、印刷中の印刷ドキュメントをジョブリセット、ソフトリセット、ハードリセットしても印刷ドキュメントの印刷中止が検出されず、正常に印刷が完了されることがあります。印刷ドキュメントの印刷を中止するには、帳票一覧画面で削除操作を行ってください。
最終ページが印刷中にもかかわらず、メッセージ「プリンタ装置が用紙切れのため印刷できません。」が表示されることがあります。このエラーメッセージは、最終ページで用紙切れとなった場合に表示されます。プリンタ装置に用紙を補給してください。最終ページが正常に印刷されると自動的にエラーメッセージは消えます。
プリンタ装置にハードディスクが装着されている場合、プリンタドライバから指定できる以下の印刷モードは使用できません。
[保存]
[保存+印刷]
[ジョブ割り込み印刷]
以下に、EPSON製プリンタ使用時の留意事項について示します。
「EPSON プリンタウィンドウ!3」などの印刷ドキュメントを管理するソフトウェアとは、同時に使用できません。
印刷開始時に、List Works Print Agentインストールフォルダ配下に印刷データをすべてスプールします。印刷するデータ量に応じて、インストールドライブの空きディスク領域を十分に確保してください。また、インストールドライブがNTFS形式の場合、「作業」ディレクトリに対してユーザに「変更」アクセス権を設定してください。
帳票一覧画面で表示される経過ページ数は、プリンタ装置上で印刷されたページ数ではありません。経過ページ数は、プリンタ装置上で印刷が開始されると常に最終ページ数が表示されます。
プリンタ装置の排紙ランプが点灯中(印刷中)の場合、操作パネルでオフライン操作後、<排紙>キーを押さないでください。<排紙>キーを押すと、プリンタ装置へ送信済みの印刷データのみが出力され、印刷が完了したり、印字結果が異常となったりすることがあります。プリンタ装置上で印刷データを削除するには、操作パネル上でリセットを行ってください。
プリンタ装置の電源投入直後に印刷を行った場合、操作パネルに「インサツカノウ」と表示されていても、メッセージ「プリンタ装置との通信ができません。」が表示されることがあります。プリンタ装置との通信が可能になると、エラーメッセージは自動的に消えて印刷が開始されます。
プリンタ装置の操作パネルでリセット操作をした場合、メッセージ「0002プリンタ装置の準備が出来ていないため印刷できません。」が表示されることがあります。しばらくすると、メッセージは自動的に消えて印刷が開始されます。
プリンタ装置の操作パネルなどで印刷中の印刷ドキュメントをリセットしても、印刷ドキュメントの印刷中止が検出されず、正常に印刷が完了されることがあります。印刷ドキュメントの印刷を中止するには、帳票一覧画面で削除操作を行ってください。
PostScriptプリンタドライバから印刷できません。
スキャナやコピーなどの複合機として使用しないでください。
LP-9600S、LP-9600、LP-8600FXN、LP-8600FN、LP-8400FXN、LP-8400FNなどの場合
マルチサーバ運用(連携プリンタ)はできません。
必ず、1台の帳票出力サーバだけから印刷してください。
印刷中に削除操作を行っても、プリンタ装置へ送信済みの印刷データが印刷されます。
不要となった印刷データが印刷され続ける場合、プリンタ装置の操作パネルでリセットを行ってください。
LP-8500Cなどの場合
印刷中に削除操作を行っても、プリンタ装置へ送信済みの印刷データは印刷されます。不要となった印刷データが印刷され続ける場合、プリンタ装置の操作パネルでリセットを行ってください。
LP-9400、LP-8900、LP-8700、LP-8800C、LP-8300C、LP-3000Cなどの場合
印刷中に削除操作を行った場合、プリンタ装置へ送信済みの印刷データは削除されますが、プリンタ装置で処理されたページは印刷されることがあります。
●FUJIFILM Business Innovation製プリンタ使用時の留意事項
以下に、FUJIFILM Business Innovation製プリンタ使用時の留意事項について示します。
「PrintDirect」や「CentreWare」などの印刷ドキュメントを管理するソフトウェアとは、同時に使用できません。
DocuPrint C2221およびDocuPrint C2220以外でPostScriptプリンタドライバからの印刷はできません。
印刷開始時に、List Works Print Agentインストールフォルダ配下に印刷データをすべてスプールします。印刷するデータ量に応じて、インストールドライブの空きディスク領域を十分に確保してください。また、インストールドライブがNTFS形式の場合、「作業」ディレクトリに対してユーザに「変更」アクセス権を設定してください。
帳票一覧画面で表示される経過ページ数は、プリンタ装置上で印刷されたページ数ではありません。経過ページ数は、プリンタ装置上で印刷が開始されると常に最終ページ数が表示されます。
プリンタ装置上でオンラインランプ(印刷ランプ)が点滅中(印刷中)の場合、操作パネルでポーズボタンを押したあと、排出ボタンを押さないでください。「排出」が行われると、プリンタ装置へ送信済みの印刷データのみが出力され、印刷が完了します。
DocuPrint 401、DocuPrint 360、DocuPrint 280、DocuPrint 260、DocuPrint C2221、DocuPrint C2220などの場合
印刷中に削除操作を行った場合、プリンタ装置へ送信済みの印刷データは削除されますが、プリンタ装置で処理されたページは印刷されることがあります。
DocuPrint 400、DocuPrint 250、Laser Press 4410、Laser Press 4210などの場合
印刷中に削除操作を行った場合、プリンタ装置へ送信済みの印刷データが印刷されます。不要となった印刷データが印刷され続けるときは、プリンタ装置の操作パネルで、モードボタンとメニューボタンを同時に押して、リセットを行ってください。
DocuPrint C1250などの場合
印刷中に削除操作を行った場合、プリンタ装置へ送信済みの印刷データは削除されますが、プリンタ装置で処理されたページは印刷されることがあります。
プリンタ装置に用紙切れや用紙サイズ不一致のエラーが発生している状態で、削除操作を行った場合、プリンタ装置のエラーは解除されます。
環境設定に誤りがある(トレイの設定が出力用紙サイズに対応していないなど)場合、メッセージ「プリンタ装置の電源断、またはリセットを検出しました。」が表示されることがあります。
以下に、RICOH製プリンタ使用時の留意事項について示します。
「Multi Direct Print」などの印刷ドキュメントを管理するソフトウェアと同時に使用できません。
PostScriptプリンタドライバからの印刷はできません。RPDLドライバを使用してください。
帳票一覧画面で表示される経過ページ数は、プリンタ装置上で印刷されたページ数ではありません。帳票出力サーバからプリンタ装置へ送信したページ数が表示されます。
プリンタ装置の操作パネルで、印刷中の印刷ドキュメントをリセット(オンライン状態でのリセット操作)した場合、印刷ドキュメントの印刷中止が検出されず、最終ページまで印刷されます。
印刷ドキュメントの印刷を中止するには、削除操作を行ってください。
印刷中に削除操作を行った場合、プリンタ装置へ送信済みの印刷データは印刷されます。不要となった印刷データが印刷され続ける場合、プリンタ装置の操作パネルで、☆ボタンとリセットボタンを同時に押してリセットを行ってください。
最終ページが印刷中にもかかわらず、メッセージ「プリンタ装置が用紙切れのため印刷できません。」が表示されることがあります。このエラーメッセージは、最終ページで用紙切れとなった場合に発生します。プリンタ装置に用紙を補給してください。最終ページが正常に印刷されると、自動的にエラーメッセージは消えます。
プリンタ装置のオペレーションパネルにメッセージが表示されていてもプリンタ装置が印刷を続行している場合、エラーは通知されません。
例:ステープルエラー、パンチエラー、パンチクズフル、リョウメンエラーなど
NX910などの場合
プリンタドライバの定義で「用紙サイズをチェックする」チェックボックスをチェックし、給紙トレイを指定して印刷した場合、用紙サイズ不一致のエラーは検出されず、指定した給紙トレイにセットされている用紙で印刷されます。