帳票管理サーバで出力されたList Managerの監査証跡ログを、Centric Managerの運用管理サーバで収集して管理することができます。
Centric Managerと連携し、監査証跡ログの管理を行う場合、以下の環境設定が必要になります。
運用管理サーバ
Centric Manager(運用管理サーバ)をインストールし、監査証跡ログ管理機能を利用する場合に運用管理サーバで必要な環境を構築します。
被管理サーバ(帳票管理サーバ)
監査証跡ログ管理機能を利用する場合に、被管理サーバで必要な以下の設定を行います。
Centric Manager(部門管理サーバ/業務サーバ)のインストール
List Managerの監査証跡ログの日付形式を定義したファイル(日付書式定義ファイル)の作成
収集対象となる監査証跡ログファイルの登録
ここでは、監査証跡ログが収集される被管理サーバとなる帳票管理サーバでの環境構築の手順について説明します。
運用管理サーバ側の環境構築については、Centric Manager のオンラインマニュアルを参照してください。
帳票管理サーバにCentric Manager(部門管理サーバ/業務サーバ)をインストールし、監査証跡ログが収集される被管理サーバの設定を行います。
テキストエディタなどで、日付書式定義ファイルを作成します(ファイル名は任意)。
日付書式形式ファイルは、以下のように定義します。
[FORMAT] TOKEN_WORD=COMMA DATE_FORMAT=DATEFMT1 DATE_TOKEN_POSIT=0 DATE_WORD_POSIT=0 TIME_FORMAT=TIMEFMT2 TIME_TOKEN_POSIT=0 TIME_WORD_POSIT=11
日付書式定義ファイルの各キーワードの詳細については、Centric Managerのオンラインマニュアルを参照してください。
Centric Managerのログ収集設定コマンド(mpatmlogapdefコマンド)を実行し、運用管理サーバで収集対象とする監査証跡ログファイルの登録を行います。
以下に、ログ収集設定コマンドの指定形式、および指定時の各パラメーターについて説明します。
mpatmlogapdef ADD -A List ManagerLog -E YES -M ASC -L "監査証跡ログファイル" -F "日付書式定義ファイル"
List Managerの監査証跡ログ(操作ログ/出力ログ)ファイルをフルパスで指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
監査証跡ログ(操作ログ/出力ログ)ファイルの格納ディレクトリ\lm_*
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
監査証跡ログ(操作ログ/出力ログ)ファイルの格納ディレクトリ/lm_*
2.で作成した日付書式定義ファイルをフルパスで指定します。
注意
監査証跡ログ(操作ログ)ファイルと監査証跡ログ(出力ログ)ファイルの格納先は、同一ディレクトリになるように設定してください。
-Lオプション、-Fオプション以外のパラメーターは変更しないでください。
ポイント
収集対象となる監査証跡ログファイルの登録を削除する方法については、Centric Managerのオンラインマニュアルを参照してください。
運用管理サーバ側で監査証跡ログファイルが収集されても、List Manager の監査証跡ログのログファイルは削除されません。
運用管理サーバで監査証跡ログの管理を行う場合、運用管理サーバでCentric Managerのログ収集コマンド(mpatmlogコマンド)を実行してください。監査ログ管理が開始されます。
Centric Managerのログ収集コマンド(mpatmlogコマンド)の詳細については、Centric Managerのオンラインマニュアルを参照してください。