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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

3.4.1 帳票管理サーバがWindowsの場合の環境変数

帳票管理サーバがWindowsの場合は、環境変数設定ファイル(lmenv.conf)に、複数の環境変数をキーとして定義できます。環境変数設定ファイルは、テキストエディタなどで編集します。

帳票管理サーバの環境変数設定ファイルは、以下のファイルです。

(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager\conf\lmenv.conf

環境変数設定ファイル(lmenv.conf)の記述形式は、「キー= 設定値」です。キーを指定すると、システムの環境変数の値は無効になります。キーの指定を省略した場合、システムの環境変数が有効になります。

注意

  • 帳票管理サーバの環境変数設定ファイルの内容を変更する場合は、List Manager を停止してから行ってください。環境変数設定ファイルの変更内容は、List Manager の開始後から有効となります。

  • List Manager Connectorを使用したアプリケーションを利用する場合、環境変数設定ファイルの設定は有効にはなりません。システム環境変数を設定してください。

  • 環境変数設定ファイル(lmenv.conf)を設定するには、Administrators権限が必要です。

以下のデータベース別に、List Manager の環境構築を行うための環境変数の設定について示します。

3.4.1.1 Symfowareの場合

帳票管理サーバがWindowsで、List Manager管理データベースにSymfoware を使用する場合の環境変数を示します。

List Managerをインストールした環境に必要な環境変数をキーとして設定します。

環境変数

指定値

RDBNAME

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合、「lmrdbsys」を指定します。
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、設定する必要はありません。

SQLRTENV

「(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager\conf\lmsqlenvc」を指定します。

RDBCHARSET

帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーに指定するList Manager管理データベースの文字コード系と合致するロケールを指定します。
以下に、指定できる値を示します。

SJIS:

Shift-JIS コード系

UTF8:

UNICODE(UTF8)コード系

RDBNAME

帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する場合、「lmrdbsys」を指定します。

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、設定する必要はありません。

SQLRTENV(必須)

「(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager\conf\lmsqlenvc」を指定します。

RDBCHARSET(必須)

帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーに指定するList Manager管理データベースの文字コード系と合致するロケールを指定します。

以下に、指定できる値を示します。

SJIS:

Shift-JIS コード系

UTF8:

UNICODE(UTF8)コード系


3.4.1.2 Oracleの場合

帳票管理サーバがWindowsで、List Manager管理データベースにOracle を使用する場合の、List Managerの環境構築を行うための環境変数を示します。

List Managerをインストールした環境に必要な環境変数をキーとして設定します。

環境変数

指定値

ORACLE_HOME

「Oracle Client(64bit)をインストールしたフォルダ」を指定します。

NLS_LANG

帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCode キーに指定するList Manager 管理データベースの文字コード系と合致するロケールを指定します。

List Manager管理データベースの文字コード系と環境変数NLS_LANG で指定した文字コード系が異なる場合、Oracle による文字コード変換が行われるため、性能が劣化することがあります。List Manager 管理データベースの文字コード系と環境変数NLS_LANG で指定する文字コード系は合致させることを推奨します。

以下に、指定できる値を示します。

Japanese_Japan.JA16SJIS :

Shift-JIS コード系

Japanese_Japan.JA16SJISYEN :

Shift-JIS コード系

Japanese_Japan.JA16SJISTILDE :

Shift-JIS コード系

Japanese_Japan.UTF8 :

UNICODE(UTF8)コード系

ORACLE_HOME(必須)

「Oracle Client(64bit)をインストールしたフォルダ」を指定します。

NLS_LANG(必須)

帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーに指定する、List Manager管理データベースの文字コード系と合致するロケールを指定します。

List Manager管理データベースの文字コード系と、環境変数NLS_LANG で指定した文字コード系が異なる場合、Oracle による文字コード変換が行われるため、性能が劣化することがあります。List Manager管理データベースの文字コード系と環境変数NLS_LANGで指定する文字コード系は、合致させることを推奨します。

以下に、指定できる値を示します。

Japanese_Japan.JA16SJIS:

Shift-JIS コード系

Japanese_Japan.JA16SJISYEN:

Shift-JIS コード系

Japanese_Japan.JA16SJISTILDE:

Shift-JIS コード系

Japanese_Japan.UTF8:

UNICODE(UTF8)コード系