ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

H.5.1 スナップショット機能による仮想マシンのバックアップ/リストア

RHOSPのスナップショット機能を利用して、仮想マシンのバックアップ/リストアを行う場合、以下の手順を実施してください。

H.5.1.1 仮想マシンのバックアップ

  1. GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。

    参照

    “PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“バックアップ前の設定”

  2. 仮想マシンのスナップショットを作成します。

    参照

    スナップショットの作成方法については、Red Hat社のRHOSPのマニュアルを参照してください。

  3. GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。

    参照

    “PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“バックアップ後の設定”

H.5.1.2 仮想マシンのリストア

以下のどちらの場合でも、本手順でリストアを行います。

[リストア手順]

  1. GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。

    参照

    “PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“リストア前の設定”

  2. スナップショットから仮想マシンをリストアします。

    1. リストア対象の仮想マシンの仮想マシンタイプ、増設ボリュームのID を確認します。

    2. リストアする仮想マシンを削除します。

    3. 1. 業務LAN(兼管理LAN)用ポートの作成”、“2. クラスタインタコネクト用ポートの作成”を実施してポートを作成します。

    4. 仮想マシンをスナップショットからリストアします。リストアと同時に、OSが起動されます。

      リストアする仮想マシンは以下のように設定してください。

      項目

      設定値

      仮想マシン名

      任意の仮想マシン名
      ※仮想マシン名はプロジェクト内で重複しないように指定してください。

      仮想マシンタイプ

      手順1 で確認した仮想マシンタイプのフレーバID

      Keypair名

      仮想マシンへのsshログインに必要なキーペア

      ポートID

      1. 業務LAN(兼管理LAN)用ポートの作成”で作成したポート(eth0)のID

      2. クラスタインタコネクト用ポートの作成”で作成したポート(eth1)のID

      セキュリティグループ

      指定せず (ポートに指定済)

      オートフェイルオーバ

      無効

      サーバグループID

      H.2.2.3 サーバグループの作成”で作成したサーバグループのID

      サーバの最小数

      1

      サーバの最大数

      1

      スナップショットID

      スナップショットのID

      増設ボリュームID

      手順1で確認した増設ボリュームのID

      増設ボリュームのサイズ

      手順1で確認した増設ボリュームのサイズ

      増設ボリュームのデバイスパス

      手順1で確認した増設ボリュームのデバイスパス

      注意

      GDSに登録していた増設ボリュームは、必ず本手順で設定してください。

      本手順で増設ボリュームを設定しなかった場合、リストアした仮想マシンに増設ボリュームをアタッチするのではなく、本手順に従って再度仮想マシンをリストアしてください。リストアした仮想マシンに増設ボリュームをアタッチした場合、以降の手順が失敗します。

  3. GDSを使用している場合、以下のマニュアルに従って設定を行います。

    参照

    “PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“システムディスクのバックアップとリストア”の“リストア後の設定”

  4. 手順2.で仮想マシン名を変更した場合、以下の手順でシャットダウン機構の設定を変更します。

    1. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。

      # sdtool -e
    2. 変更した仮想マシン名を、シャットダウンエージェントの構成定義ファイルに記述します。

      参照

      構成定義ファイルの記述については“2. シャットダウン機構の設定”を参照してください。

    3. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を起動します。

      # sdtool -b
    4. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構が正常に動作していることを確認します。

      # sdtool -s

    注意

    シャットダウン機構の設定変更が完了しているのに、初期化状態がInitFailedと表示されたり、テスト状態にUnknownやTestFailedと表示されたりする場合、エージェントやネットワークの設定に誤りがある可能性があります。エージェントやネットワークの設定を見直してください。