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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

11.3.2 RMSハートビートのタイムアウト検出時間の変更

RMSは600秒間、ハートビートが行えない場合、ハートビート切れと判断します。システムが高負荷状態でハートビート切れが頻発する環境では、ハートビート時間をチューニングしてください。

注意

  • ハートビート時間を長くすると、異常検出時間が長くなります。よって、ハートビート時間のチューニングは慎重に行ってください。

  • CF のハートビート時間より短くした場合、RMS 起動時に警告メッセージが出力されます。詳細は、“7.6 CF と RMS のハートビートについて”の注意を参照してください。

ハートビート時間をチューニングする場合、以下の手順で行います。

デフォルト:600秒

設定値:45~3600秒の範囲で設定してください。

  1. 全ノードのクラスタアプリケーションおよびRMSを停止します。
    # hvshut -a

  2. 全ノードの/usr/opt/reliant/etc/CONFIG.rmsを以下のように変更します。

    hvcm -c config -h 待ち時間(秒)

    デフォルトの600秒から800秒に変更する場合

    -h 監視タイムアウト値(最大:3600)
    hvcm -c config -h 800

  3. 全ノードのRMSを起動します。
    # hvcm -a

  4. RMS が2.で指定したとおりのオプションで起動されているかを確認します。
    # hvdisp -h
    hvcm -c config -h 待ち時間(秒)……設定した値となっていることを確認します。