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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

10.5 リソースの削除

リソースを削除する手順について説明します。

注意

  • Gdsリソースを削除した場合、GDSの共用クラスに対する設定が必要です。
    設定方法の詳細は、“10.5.1 Gdsリソース削除時の設定”を参照してください。

  • プロシジャリソースを削除する場合には、クラスタアプリケーションからプロシジャリソースを削除した後、クラスタリソース管理機構のプロシジャリソースを削除してください。
    クラスタリソース管理機構のプロシジャリソースの削除は“D.3 プロシジャリソースの削除”を参照してください。

  • Fsystemリソースを削除した場合、リソースとして使用したマウントポイント(行の先頭が「#RMS#」のマウントポイント)を全ノードの/etc/fstab.pclファイルから削除してください。

  • 引継ぎネットワークリソースを削除した場合は、以下の環境ファイルから、引継ぎネットワークリソースの設定時に追加したエントリを削除してください。

    • /usr/opt/reliant/etc/hvipalias

    • /etc/hosts

  • I/Oフェンシング機能を使用しているVMware環境で共用ディスクを制御するリソース(Gdsリソース、または Fsystemリソース)を削除する場合、RMSを停止する前にuserApplicationがすべてのノードでOffline状態であることを確認してください。
    また、直前にリソース故障やOSパニックなどの異常が発生していた場合は、以下の手順を実施してからリソースの削除を実施してください。

    1. 故障や異常の原因を取り除く。

    2. userApplication を一度起動してから停止する。

    3. 2.で停止したuserApplicationが正常にOffline状態となったことを確認する。

◆操作手順

  1. 全ノードのRMS を停止します。

    RMSを起動している場合は、“7.2.1.2 RMSを停止する”を参照して、全ノードのRMSを停止してください。

  2. いずれかのクラスタノードにログインし、システム管理者権限になります。

  3. RMS Wizardを起動します。

    hvw -n configuration file コマンドを実行します。“configuration file”には、削除するリソースが定義されているconfigurationファイル名を指定してください。

    configurationファイル名(testconf)としてRMS Wizardを起動する例:

    # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvw -n testconf
  4. “Main configuration menu”の“Application-Edit”を選択します。

  5. “Application selection menu”で 削除するリソースが登録されているuserApplicationを選択します。
    以下は、“APP1”を選択した例です。

  6. “turnkey wizard”で削除するリソースを選択します。

    同種のリソースをすべて削除する場合は、リソース選択後に表示された画面で“REMOVE+EXIT”を選択します。
    同種のリソースのうち一部のみ削除する場合は、対象のリソースを一つずつ選択して“NONE”で削除した後、“SAVE+EXIT”を選択します。

  7. “turnkey wizard”で“SAVE+EXIT”を選択し、“Application selection menu” に戻った後、“RETURN” を選択し“Main configuration menu”に戻ります。

  8. “Main configuration menu”の“Configuration-Generate”を選択します。

  9. “Main configuration menu”の“Configuration-Activate”を選択します。

  10. “Main configuration menu”の“QUIT”を選択し、RMS Wizardを終了します。

  11. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックを行います。

    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    PRIMECLUSTER Wizard for NASを使用している場合は、実行不要です。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig -c
  12. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックの結果、clrwzconfigコマンドが8050番のメッセージを出力した場合、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスを再登録します。

    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    PRIMECLUSTER Wizard for NASを使用している場合は、実行不要です。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig