ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

7.7 cron処理

ここでは、PRIMECLUSTER がroot ユーザのcron で行っている処理について説明します。

各環境変数の詳細については、“PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書”を参照してください。

cronエントリ

実行間隔
(初期設定値)

処理内容

hvlogcron

1日1回(夜)

RELIANT_LOG_PATH 配下のサブディレクトリの内、更新日時(ctime)が RELIANT_LOG_LIFE で設定されている期間より前のディレクトリをすべて削除します。

RELIANT_LOG_LIFE: RMS関連ログファイルを削除する期間

設定値 任意の日数
デフォルト値 7(日)

RELIANT_LOG_PATH: RMSとwizard tools のログが格納されている箇所

設定値 任意の有効なパス
デフォルト /var/opt/SMAWRrms/log

hvlogcron が実行される時間帯に、運用を停止しているシステムの場合は、ログが削除されないため、ログ量が増加する可能性があります。
hvlogcron が1日1回実行されるように、cron の設定を変更してください。

hvlogcontrol

15分毎

RMS関連のログファイルがディスク領域を圧迫しないようにします。

ディスクの使用率が HV_LOG_ACTION_THRESHOLD 以上だった場合、RELIANT_LOG_PATH 配下のすべてのサブディレクトリを削除します。
サブディレクトリを削除してもディスクの使用率が HV_LOG_ACTION_THRESHOLD 以上だった場合は HV_LOG_ACTION に従い、現在のログファイルをすべて削除する(HV_LOG_ACTION が "on"の場合)か、または hvlogcontrol が実行されるごとに WARNIG メッセージを出力( HV_LOG_ACTION が "off"の場合)します。

HV_LOG_ACTION_THRESHOLD: ログファイルがディスク領域を圧迫していると判断するディスクの使用率

設定値 0-100
デフォルト 98 (%)

HV_LOG_ACTION:ディスク領域が圧迫されていると判断した場合の動作

設定値 on / off
デフォルト off

sflogcontrol

15分毎

SF関連のログファイルがディスク領域を圧迫しないようにします。

ディスクの使用率が98 % 以上だった場合、/var/opt/SMAWsf/log 配下のすべてのサブディレクトリを削除します。サブディレクトリを削除してもディスクの使用率が98 % 以上だった場合は、現在のログファイルの大きさが1Mバイト以上の場合に現在のログファイルも削除して、WARNING メッセージを出力します。

sflogcontrol midnight

1日1回(夜)

7日以前のSF関連ログファイルを /var/opt/SMAWsf/log 配下のすべてのサブディレクトリから削除します。

sflogcontrol midnight が実行される時間帯に、運用を停止しているシステムの場合は、ログが削除されないため、ログ量が増加する可能性があります。

sflogcontrol midnight が1日1回実行されるように、cron の設定を変更してください。

hvcleanupnfs

1時間毎

RFS(NFSファイルシステム)リソースに必要な回収処理を実行します。
Wizard for NAS ( RFS )環境で使用します。

注意

PRIMECLUSTER が root ユーザの cron に登録したエントリの削除や、別ユーザの cron への移動は行わないでください。