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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

6.4 GFSの初期設定

GFS共用ファイルシステム をGDSのボリューム上に作成するためには、GDSのボリュームが存在し、かつ、そのボリュームがactiveである必要があります。ボリュームがstop状態の場合は、ボリュームを起動してください。

参照

ボリュームの起動は、GDS運用管理ビューの[操作]メニューの[ボリューム起動]、またはsdxvolume -Nコマンドで行います。詳細は、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

GFS共用ファイルシステムをRMSクラスタ運用で使用する場合のGFSの設定は以下の流れで行います。

ここで設定するデバイス名、マウントポイントは、PRIMECLUSTER デザインシートの“セットアップ (GFS共用ファイルシステム)”、“セットアップ (GFS共用ファイルシステム2)”に対応します。

注意

  • GFS 共用 ファイルシステム では、GFS 共用ファイルシステム 専用の管理パーティションを用意する必要があり、これには切替ファイルシステムとして使用するGDSボリュームのディスククラスと異なるボリュームを割り当てる必要があります。

  • GFS 共用ファイルシステムを使用する場合は、“6.7.3.4 Gdsリソースの設定”を行ってはいけません。

◆操作手順

  1. いずれかのノードで GFS 共用ファイルシステム の管理パーティションを作成します。

    # sfcsetup -c /dev/sfdsk/class0001/dsk/GFSctl
  2. 各ノードで GFS 共用ファイルシステム の管理パーティションへノード情報を登録します。

    primecl01# sfcsetup -a /dev/sfdsk/class0001/dsk/GFSctl
    primecl02# sfcsetup -a /dev/sfdsk/class0001/dsk/GFSctl
  3. 各ノードで GFS 共用ファイルシステム を活性化します。

    primecl01# sfcfrmstart
    primecl02# sfcfrmstart

    注意

    sfcfrmstartが異常終了する場合は、sfcprmdが起動されていることをpsコマンドで確認してください。sfcprmdが起動されていない場合は、そのノードで次のコマンドを実行してください。

    # systemctl stop fjsvgfsfsrm.service
    # systemctl start fjsvgfsfsrm.service
  4. いずれかのノードで GFS 共用ファイルシステム を作成します。

    # sfcmkfs -o node=primecl01,primecl02 /dev/sfdsk/class0002/dsk/volume0001
  5. 各ノードの /etc/fstab に当該 GFS 共用ファイルシステム のマウント情報を追加します。追加するマウント情報の“mount options”フィールドに“noauto”を必ず指定してください。同じフィールドに“noatrc”を指定しないでください。

    /dev/sfdsk/class0002/dsk/volume0001 /sfcfs1 sfcfs rw,noauto 0 0
  6. 各ノードでマウントポイントを作成します。

    primecl01# mkdir /sfcfs1
    primecl02# mkdir /sfcfs1

参照

手順4,5,6の操作については、GUI運用管理ビューを使用して設定できます。“6.4.1 ファイルシステムの作成”を参照してください。