ITサービス管理の環境をバックアップします。
事前の確認
バックアップは、以下のユーザーで実行してください。
スーパー・ユーザー
ITサービス管理のセットアップが完了していることを確認してください。
バックアップはITサービス管理を停止した状態で行うことを推奨します。ITサービス管理を停止せずにバックアップする場合は、意図しないチケットの状態が発生しないよう、チケットの更新操作が行われない時間帯にバックアップを実施してください。
運用分析ダッシュボードと連携している場合、ITサービス管理を停止している間は、 管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能)で以下のメッセージが定期的に出力される場合があります。
FJSVbsmdsb: ERROR: 600003
FJSVbsmdsb: ERROR: 600004
上記のメッセージは、ITサービス管理を起動すると出力されなくなります。
メッセージの詳細については「運用分析ダッシュボード 管理者ガイド」の「メッセージリファレンス」を参照してください。
ハードディスクの故障やファイルの破壊、誤操作による運用設定の削除などのトラブルに備えて、定期的にデータを退避することをお勧めします。
バックアップで退避される情報は以下になります。
セットアップ時に指定したパラメーター
設定ファイル
データベース
以下の情報についてはリストア時に手順に従って設定してください。
HTTPS通信の設定
ポート番号の設定
手順
バックアップデータの格納先を確認します。
以下のディレクトリサイズ合計値を目安として退避先の空き容量を確保してください。
/opt/FJSVbsmotrs/Kernel/Config
/opt/FJSVbsmotrs/var
データベース格納先
データベース格納先は、ITサービス管理セットアップパラメーターファイルのDB_PATHに指定した値です。
ITサービス管理を停止してバックアップする場合は、ITサービス管理を停止します。
ITサービス管理の停止については、「6.3 ITサービス管理を停止する」を参照してください。
バックアップコマンドを実行します。
例)
「/backup/itsm/」にバックアップする場合
# mkdir -p /backup/itsm # /opt/FJSVbsmcom/bin/swcbsm_backup_itsm /backup/itsm
バックアップコマンドの詳細は、「13.1.3 swcbsm_backup_itsm(ITサービス管理バックアップコマンド)」を参照してください。
手順2.でITサービス管理を停止した場合は、ITサービス管理を起動します。
ITサービス管理の起動については、「6.2 ITサービス管理を起動する」を参照してください。